2012年12月20日木曜日

もしも、東京大学院生が長野県大町市を訪れたら

もしもシリーズ第2弾。

もしも、東京大学院生が長野県大町市を訪れたら(〜地方出身者の場合〜)。

12月17日。到着した日は、幸運にも晴天に恵まれました。
やはり、最初に駅に着いた時目に入るのは、北アルプスの山々です。
山を見慣れた私でも、鋭く切り立った姿はとても印象的でした。
でも、その日に木崎湖を見る事が出来なかったのが残念でした。

既に何人かの方々が大町についてのレポートを書いて下さりましたが、
同じ2日間の出来事を書いても、個性が出てて面白いですね。

私が大町に赴いて一番感じたのは、
あー。そうそう。大野もそんな感じ!って共感できるところが多かったです。
字も似てるし(笑)

大体週末の買い物やアミューズメントは、近隣都市まで車で出かけて、
街中では消費しない。
冬はゲレンデか、家に引きこもるか。でも、小学生やなんかは、スキーウェアで学校に行き、校庭でスキーや雪遊び。
このまちには「なんにもない」と言うけど、でもまちが好き。

でも「なんにもない」わけはなくて、
「いいと思ってるものはあるんだけど、それはよその人に自慢できたり、特に言葉にして言い表すような程のもんじゃないんです」
みたいな認識なんかな~と思います。あと、積極的に知ろうとしてこなかった。

市の職員の方々のグループ発表で、
あるグループが「大町がNo.1だ!というものを探したけど、何もなかった」
とおっしゃっていました。

失礼な言い方かもしれませんが、「これはほんとウチにしかない!」とか、「これはウチがピカイチ!」というものは、じつはどこかに似たようなものがあるものだと思います。
雄大な自然、伝統文化、郷土料理、ユニークな取り組み、そして人・・・。
どこのまちにも、何かしらはあります。大町にも、大野にも。
でも、これらがなくなったら、このまちじゃなくなる!みたいな危機感をもつんじゃないでしょうか。

大切なのは、「ヨソの人から見て、どれだけ魅力的なまちにするか」ではなく、
「自分たちのすむまちや暮らしをどうしたいか」。
ヨソから注目されれば、人やお金が流れたり、それによって住民の自信が付いたりすると思います(←うまいこと修論のテーマを入れ込みました)。でも、それはあくまで手段であって、目的であるべきではないと思います。

よく、「資源をブラッシュアップする」という言い方がされますが、
何のためにブラッシュアップするのか。
この、for what?があいまいであれば、howもうまく行かなさそうです。

ただ、一つはっきりと言えることは・・・。
バタどらのうまさ半端ない!!

(sweetfish)

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