2012年7月26日木曜日

神奈川芸術劇場(KAAT)インターン募集【~8/13締切】

神奈川芸術劇場(KAnagawa Art Theater)が劇場運営インターンを募集しています。

※KAAT神奈川芸術劇場 2012年度前期
劇場運営インターン 募集
http://www.kaat.jp/news/2012/07/kaat-2016.html

神奈川芸術劇場は、平成231月に開場したばかりの、比較的新しい公立劇場です。指定管理者として公益財団法人神奈川芸術文化財団が運営業務を担っており、「モノをつくる・人をつくる・まちをつくる」をテーマとする創造型劇場として、近隣の神奈川県民ホールとの一体運営が行われています。山下公園まで歩いて3分、海風の気持ちいい港町の劇場です。

私自身、昨夏こちらの劇場でインターンとしてお世話になりました。演劇経験も、劇場でのアルバイト経験もなく、ただ「劇場の中を見てみたい!」という考えのみで応募したため、現場ではプロの方々や手慣れた他のインターン生の皆さんに交じって右往左往、散々ご迷惑をおかけしてしまいましたが、よい勉強をさせて頂きました。お恥ずかしながら、以下はインターン終了後に私自身が書いた感想文の一部です。この頃は、一年後に文化政策を学ぶゼミに参加するとは思ってもいませんでしたが…今読み返すと、今現在小林ゼミに参加していて感じることと、同じようなことを感じていたように思います。現実の世界で起きていることに対する知見を深める上で、現場の臨場感・空気感を知ることの大切さを、日々実感しているところです。

(以下、引用)
 『インターンに応募する前までは、公立劇場の運営に関して、ほとんど紙面上の知識しかなく、具体的なイメージは何も描けていませんでした。(中略)そのような状況の中、制作・広報・営業等さまざまなセクションの方のお話を聞く機会を通じて、観客には見えない劇場の裏側がどのようなシステムのもとに動いているのか、その一端を学ぶことができました。』(※一部語尾を改めました)

『演劇やアートマネジメントを専門に勉強されている方々と、一定の期間、一緒に仕事をさせて頂いたことは、大変刺激になりました。作業の合間や昼休みに話したことが、後にヒントとなって活かされる経験が、数多くあったように思います。』

『話し合いの中で、「地域の文化を考える」という際の「地域」という言葉を、どのレベルで考えたらよいのか、という点に非常に悩まされました。KAATは、山下公園付近のエリアにある劇場であると同時に、横浜の劇場であり、神奈川の劇場であり、そして世界に視野を広げるならば、日本の劇場であるとも言えます。公立の施設として情報を発信していく際に、どの次元における「地域」に自らの根拠を置くのかという点に自覚的であることが重要であり、そのことこそが劇場の独自性を形作るのだ、ということに気づかされました。』


mio.o

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