2012年5月16日水曜日

インターゼミの感想

今年初めてインターゼミに参加いたしました。
近代少女雑誌に関する歴史研究の発表をさせていただきました。
コメント等くださったみなさま、色々とお世話をしてくださったM1のみなさま、ありがとうございました。

内容的に、私がこの場で発表を行うのは完全に「他流試合」でしたが、だからこそ、自分の研究の意義や面白さをきちんと伝えるにはどのようにすればよいかということについて考えさせられる機会でした。
結果としては、他大学の方から内容に関してコメントや質問がいくつもいただけたわけではなかったです。他分野視点からのコメントを引き出すまでの発表ができなかったのは悔やまれます。
が、自分の研究の面白さや特色をはっきり打ち出そうとする過程で自分自身がそれを意識すれば、研究のフォーカスが一層クリ アになります。このような視点から自分の研究について考えてみることができたのは大きな収穫でした。

あとは、みなさまの発表を色々聞いて、いま現在進行中のナマなモノを研究することはとても難しいのだなぁという感想をもちました。
現在存在しているものなのに、研究論文にして公表するとなるとすべてをさらけ出して書くことが実はできないというジレンマがあるし、またそもそも、インタ ビューと少ない文章くらいしか資料がないという制約的状況もよくあることのようでした。(このような状況の中で対象を文章としてまとめることは、構成能力 と自己抑制力と配慮の賜だなと思いました。)
以上のことを考えると、プログラム・企画等の実践者も積極的に記録をとりかつそれをこまめに発信していければ、研究者にとっては資料が増えることになるし、実践者にとっても有益な記録が蓄積されていくことになって良いのではないかと思いました。
実際に働いている方々から「そんな暇はない」と言われるようなことを書いているのは分かっていますが、「まだ実践を仕事としていない、実践者になりたい者」としては、そのような意識ももっていきたいと思いました。
(竹)

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