2013年5月8日水曜日

鯉のぼりうんちく

昨日のゼミでは話題になりませんでしたが、
みなさま黄金週間はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は息子の端午の節句で、自宅で鯉のぼりを揚げました。
鎧かぶとと五月人形は夫の実家から受け継ぎましたが、
鯉のぼりは息子の生まれた2年前に、義母からお祝いを渡され、
「これでいい鯉のぼりを買ってやってね☆」と言われて購入しました。

・・・そもそも、いい鯉のぼりとは何ぞや???
人生初めてのお買い物でしたが、
ものすごくがんばって探しているうちに、だいぶ鯉のぼりに詳しくなりました(笑)。

日本で鯉のぼりで有名なのは、埼玉県加須市です。
鯉のぼりの生産量が日本一らしく、
また毎年五月には世界一の100メートルのジャンボ鯉のぼりが空に舞います。
今年舞ったのは3代目で、来年4代目を製作予定だとか。

鯉のぼり自体は江戸時代に武家で始まった風習ですが、
加須市が有名になったのは大正12年の関東大震災の後、
東京近郊のお店が激減して加須まで仕入れに来るようになって、
その質のよさが評価されたのがきっかけだそうです。

参考:加須市HP「加須市の手書きこいのぼり

現代でも加須市には4軒の鯉のぼり店があります。
人口12万人弱の加須市は小さい町ではないですが、
同じ市内に4軒鯉のぼり店があるっていうのは、
なかなか見当たらない話ではないかと思います。
(ちなみに富士見市の人口は11万人弱)

中でも有名なのは
創業105年・天皇陛下献上鯉製造元の手描き鯉のぼり店・橋本弥喜智商店で、
先のジャンボ鯉のぼりのデザインもこちらでデザイン・設計を担当しているそうです。
加須市に唯一残る手描き鯉のぼりのお店だそうで、
ホームページを拝見すると、非常に個性豊かな鯉のぼりが並んでいます。

「諸々のリサーチの結果、皇室御用達の手描き鯉のぼりのお店で買いました」
と言ったら、義母はとても喜んでくれました。
調査スキルはこういうとこでも役に立つものですね。

ちなみに同じ埼玉県でも
神川町の矢納地区や、三郷市の信田家は、
逆に端午の節句にも鯉のぼりをあげないことで知られているそうです。
昔平将門が山籠りしている時、民家の揚げた鯉のぼりで居場所が知られて戦に敗れたため、
鯉のぼりをあげるとその家には不吉なことがあると信じられているとか・・・

(mihousagi_n)

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