2013年5月27日月曜日

インターゼミ感想+α

大変遅くなってしまいました、インターゼミの感想を以下に。
私は文化資源学の学生ではありませんから、М2といえど今回発表しませんでした。
ですが、皆さんの発表およびフロアからのコメントにハッとすることが多かったです。

「研究はエッセイとは違う。クリティカルでなくてはならない」
「あなたの論にはどこにオリジナリティーがありますか?」
「修論執筆までの日程調整をきちんとしなくてはならない」など

…さて、私自身は今年修論を書くに当たりこれらのことをできているのか?
つい先日研究にまつわる書類を書いていたのですが、日本では比較的知られていない作家や
分野(私の場合、20世紀ポーランド演劇)をいかに読み手に分かりやすく説明するかに四苦八苦しました。 自分だけ分かっていても意味がないのですね。
聴衆席から色々教えられました(発表席から学ぶことの方が多いのでしょうが…)。
八月の合宿では私も発表を行います。今回のゼミはぜひ活かしたい、いや活かさないと。


話題を変えます。
今朝、朝劇なるものに初参加してきました。丸の内のカフェで七時から芝居(軽食付き)、というなかなかびっくりな企画です。
先週とあるラジオ番組を聞いていたら、「朝活の新形態としての朝劇」なるものが紹介されていたので早速行った次第。関西でもカフェで演劇を行うのが流行っているらしく、清澄白河のとあるイベントスペースは居酒屋として使うことも可能と聞きましたから、劇場以外の場所で芝居を見ることはそんなに珍しくなくなってきているのかもしれません。でも、朝に行うというのは前代未聞。

この企画は六月も続行が決定していますから、内容に詳しくは触れません。ただ、朝から元気が出る45分間ではありました。
去年の合宿で能登演劇堂に行った際、私は「劇場以外で演劇を行うのはどうか?」というような発言をした覚えがあります。 その時は上手く説明できなかったのですが、「演劇を日常的に楽しむにはどうすればいいのか?」というようなことを言いたかったんだと今回のカフェ芝居で感じました。
日本では演劇が日常の一部をなしているとはまだまだ認知されていない状況です。演劇という行為、劇場という空間が基本的に非日常に属しているというのも大きな理由でしょう。
ならばいっそ、演劇を日常に思い切り関連付けてみてはどうか?
カフェは劇場よりも日常的な空間であり、朝は夜よりも日常的な時間である気がします。

いくら丸の内とはいえ観客は私のように普段から芝居小屋に通っていそうな人が多く、スーツ姿の人は一人もいませんでした。
今回の試みはまだ始まったばかりですが(私が見たのは七公演目)、観劇中の雰囲気から察するになかなかいいスタートではないかと思います。
演劇を劇場以外の場所で見るということ。(小林ゼミに入っていながらこんなこと言うのもどうかと思いますが)丸の内や大阪に限らず、より多くの地域で実施されてほしいです。

ちなみに六月は3日(月)、4日(火)、10日(月)、11日(火)、17日(月)、18日(火)、24日(月)、25日(火)の、計8日間。

(N.N.)



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