2014年10月21日火曜日

「楽しませられる」が最大の利益。

修士論文第一生活もあっという間に3分の1使ってしまいましたが、
まだ山の入口付近でうろうろしているpugrinです・・・・・・

そういうわけでブログを書いている場合ではないかもしれませんが
面白い動画を皆さんと共有したく、少しだけ書きます。

https://www.youtube.com/watch?v=SB_0vRnkeOk

赤信号の「止まってる人」マークを躍らせてみたら、
立ち止まってくれる人がぐっと増えた

という動画です。

場所は、ポルトガルの首都リスボン。
信号無視は大きな問題でしたが、この信号のおかげで
止まることが「楽しみ」になり、交通マナーが良くなったという結果が出たのです。
http://matome.naver.jp/odai/2141109593651733001

これ、交通に対する生活課による政策と見ることもですが、
ダンスという文化と、それを投影する現代のテクノロジーを融合した
「インタラクティブメディア・アートの振興」という意味での
文化政策、と見ることもできますよね。

残念ながらこの動画の意図は政策ではなく、
信号へダンスを映す「投影ブース」を作った
メルセデス・ベンツの小ブランド「SMART」の啓発キャンペーンなのですが、
例えば文化政策をする意味って、こういうことじゃないかなあと心打たれました。

規制したり命令したりするのではなく、「楽しませる」。
何か役に立つからダンスをする・見せるのではなく、
「楽しませること」が幅広く役に立つ、そのために文化的なものを活用する。

もちろんそのための枠組みや技術の裏付けあってこそですが、
この動画を見ると少し元気が出てくるのではないかな、と思いました。
ついイベントを作ったり有名な人を呼んだりすることを
文化政策の施策として据えがちですが、
このような発想やそれが出来る人々と一緒にやっていくことこそ、
文化政策の醍醐味のように感じています。

ただ、日本では風営法や習慣、一般常識において
踊る場所や機会が保障されていないことも現実です。
楽しいからと道端で、鼻歌を歌い踊りながら歩く人は奇人変人として避けられるでしょう。
そんな日本でダンスをするという生き方を選んだ人は本当に素晴らしい挑戦者ですよね。

明日、ゼミに伊藤キムさんという世界的なダンサーさんを
ゲストにお迎えすることがとても楽しみです。
必ず大町を直接的に、生身でもって刺激してもらえると確信しています。
絶対に直接言葉を交わさなくては^^

そんなチャンスで黙っていてはもったいない!!
自分自身が今すぐやるという自覚を持つところからゼミは走り出すと思います。
論文が終わったらもっと・・・!と思ってあと1カ月ちょっと、
M1からバトンをちゃんと受け取れるように日々コツコツがんばります。

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