2014年10月18日土曜日

地図が変わっていく感覚


 私は、舞台芸術の企画制作の仕事をしつつ、この文化資源学研究室、小林ゼミに通っています。
 夏季休業中は、仕事の機会に恵まれて、那覇、福岡、北九州、山口、高田豊後(大分)に行きました。そして、この小林ゼミ合宿で行った台湾。言われてみたら、ごくごく当たり前のことなのですが、例えば、福岡からだと東京に行くより韓国(プサン、ソウル)に行く方が距離・時間的にも、そして安いLCC飛行機やフェリーの普及で身軽に行けるということ。(今さらながらでお恥ずかしい話ですが…)沖縄と台湾の歴史的関係等の本も読み、日本と東アジア各国との結びつきをあらためて認識し、自分のなかの地図が変わっていく感覚を覚えました。東京一極集中・発信でない、地域の文化を考えていきたいと常々思っているのに、自分自身の視点があまりに固定していたということに気づかさせられました。
 そして、その土地でそこに住む人の話を聞きながら考える、沖縄基地問題や隣国との関係。情報はいくらでも遠方からでも得られることはできますが、その場に身を置いて、体感しながら考える貴重な時間を持つことができました。私が専門とする舞台芸術(ひとつの場所に集まってある一定の時間を共にするもの)を考えるにあたっても、示唆を与えられたように思います。
北九州芸術劇場近くの飲屋街で出会った猫
ちょっと森山大道風(?)に撮影できたと気に入っている写真です


 そして、秋になった今、夏の強い日差しのなかで、疲れてしまった私の髪を、癒しているのは、ラ・カスタのヘアケア製品です。ラ・カスタは、このブログに度々登場する小林ゼミが関わっている長野県大町市に工場があるアルペンローゼ株式会社のプロダクツ。ゼミのなかで何度となく出て来たこのブランドをお店で見つけて、「少々高級だな…」と思いつつ、大町市で作られた製品かと思うと愛着いっぱいで購入しました。今度、大町を訪れた際には、ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデンにもぜひ訪れてみたいものです。毎日、バラの香りを楽しみながら、シャンプーをしています。
大町を訪れたのは、ちょうど旧暦の七夕の時期。
軒先にこのように人形が飾られていました。
真ん中のちょっと無骨な男性は「カ-タリ」といって、
ふたりの恋のキューピッド役。
                  (az/小倉)

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