2014年9月29日月曜日

夏の大町はゲンキだった

長野県大町市にはこの間8月の訪問で、5回か6回目の訪問となった。
初めての訪問が2012年だったことを思い出すと、この3年間、平均年に2回は訪問したこととなる。
これから来年3月までには、より頻繁に訪問することになるだろう。

偶然だろうか、いつも大町市へ行くのは秋~春の間だったが、今回は8月という真夏の時期の訪問。
いつもと違う大町に出会ったような気がした。

こんなに、子供がいったんだ大町に~と思うほど、子供と若い人が大町にはいた。
ちょうど、訪問した日が「やまびこ祭り」の日で、家族や親友、同僚とともに、祭りを楽しむ姿を経験できた。

今まで見えてこなかった環境を目の前にし、その楽しさが経験できたおかげかもしれないが、こんなにゲンキな姿を見せいている大町はきっと「文化で豊かになるだろう」と、ワクワクしてきた。
それに、毎年少しずつ熱情を持ってやる気をみせる行政側の若い職員たちに出会うことも嬉しいことである。

今回の訪問で出会った乃至すれ違った人たちが「大町に住んでよかった」と思えるものは一体なんだろうか。と深く思うようになった。
それについては一率的には答えられないが、今回の訪問で自分が感じたものは(いや、毎回の訪問で感じたと思うが)非日常的な楽しさを経験することではないかと思う。
大町で非常に多く行っているスポーツ活動の良いんだが、芝居を観る、映画を見るなどといった芸術を楽しむ行為から実際に自分たちが芸術の主体側となり経験することへと持っていく仕組みが必要ではないかと確信を持つようになった。
それは、祭りを楽しんでいる彼らの顔から強く感じれたものである。

そのためにも、大町市に住む芸術家の現状について目に見える形にする必要があり、今までのキーパーソンと言われいている人ら以外にも他はいないか調べる必要がある。
以上のようなことを念頭におきながら、今後の作業を進めようと思う。

*大町市の山岳博物館前の公園
この公園には多くの櫻の木が植えられている。
春はその櫻のおかげでとてもきれいだった。
今回の公式日程が終わったあと、知り合いの大町市在住のアーティスト(在日朝鮮人)と一緒にこの公園をたずねた。
何度も来ているが、この公園について「桜がきれいなところ」ぐらいしか言われてないが、はじめて彼女からこの公園について聞くことができた。
この公園は、大町に住んでいた在日朝鮮人らが国(北朝鮮)へ帰国する前(1960年代)、その寂しさを桜の木を植えることと詩を書いた碑石を残すことにしたとのこと。
桜の木は毎年春になると綺麗に咲くが、碑石は歳月とともに古くなっている姿に、胸を痛めた。

(bangulより)

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