2014年8月18日月曜日

大町に行ってきました


だいぶ日が開いてしまいましたが、大町訪問について書きたいと思います。

実質的に、今年度から小林ゼミに参加することとなったM2の私は、大町市を初めて訪問することとなりました。

夏学期中のゼミを通じて、大町市についていろいろ調べてきましたが、「やはり、一度現地に行って自分の目で確かめないことには始まらない。」という気持ちがずっとありましたので、訪問が叶って本当に良かったです。

他のゼミ生たちも、それぞれの思いを持って大町を回っていたかと思いますが、私の場合は、自身が現役の地方自治体職員ですので、学生という立場で、よその自治体の施設を見学したり、職員さんのお話を伺うということは、ちょっと不思議な感じであるとともに、なかなか得難い貴重な機会であると感じていました。

さて、2泊3日の訪問を終えて私が持った大町市に対する率直な感想は、人口約3万人という規模を考えると、かなりポテンシャルの高いまちだな、ということです。山岳博物館や文化会館ホール、図書館を見て、私の勤める人口約17万人の某市も頑張らないとなあと思いました。それから個人的には、仕事柄、図書館の横にあった文化財センターが気になりました。具体的にどのような活動をしていて、地元住民にとってどのような位置づけの施設なのか、またお話を聞いてみたいです。
 

 (文化財センター)

大町には、他にも青木湖、木崎湖という美しい湖があって大勢の方がキャンプを楽しんでいましたし、温泉郷もあります。そして、信濃大町駅に到着した際に驚いたのは、小さい駅にも関わらず、続々と大勢の登山客が降りていき、チラホラ外国人の姿も見受けられたことでした。

失礼ながら、小林ゼミに入るまで、大町市という市があることすら私は知らなかったのですが、様々な切り口からもっと魅力を引き出し、多くの方に知ってもらえる可能性を存分に秘めていると思います。

私の勤める某市は、観光地としてよく知られ、1年中人で溢れかえっています。なので、観光客のマナーや交通渋滞といった課題を抱え、住民と観光客がいかに共生していくか、ということが永遠のテーマとなっています。ただ、市外、県外、国外から注目され、たくさんの人が自分たちのまちを訪れてくれるということは、やはりうれしく、誇りに思っている住民も多いようです。ちなみに、私は市外に住んでいますが、親類縁者や友人から「いいところで働いているね。」などと言われると、市職員として気分がいいものです(笑)。

大町市も、市外で大町を愛してくれる人、応援してくれる人、言うなれば「大町のファン」をもっと増やすことができれば、住民や市内で働く人の、自分たちのまちに対する見方が変わってくるのではないかと思います。そして、その魅力を引き出すにあたって、文化の力をどう活用していけばよいかということを、今まさに考えているところです。
 
 
 
                                                    (TK)

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