2006年1月1日、旧大町市に旧美麻村、旧八坂村が編入し、現大町市となりました。
私自身、地元の自治体と隣町の合併を経験したものですから、大町市の合併について興味がありました。
信州市町村合併http://www.shinmai.co.jp/gappei/
という、信濃毎日新聞のバックナンバーで市町村合併に関する記事まとめのサイトを
発見しました。
その記事をもとに、大町市合併の流れを1年ごとに簡単にまとめていきたいと思います。
2002年の時点では、大北地域と呼ばれる7市町村(旧大町市、旧美麻村、旧八坂村、池田町、松川村、白馬村、小谷村)での合併が検討されていました。2002年内の各市町の動きを見ると、やはり美麻、八坂は前向きな姿勢を見せていますが、他の自治体は大町、あるいは大北地域での合併に消極的みたいですね。
○4月5日(※以下、日付は新聞掲載日)美麻村:大北地域初、住民を交えた合併検討会
の発足を決定。
○4月25日 大町市:二十四日、「市町村合併に関する研究会」の初会合を開く。
○5月11日 美麻村:九日、村民から意見を聞く市町村合併検討委員会の初会合を開く。
○5月30日 池田町:市町村合併等研究特別委員会は二十九日、町内全戸にパンフ
レットの配布を開始。
○6月22日 松川村:二十一日、市町村合併等研究特別委員会設置を決定。
○9月5日 大町市:四日までに、市町村合併に関する研究委員会を設置。
○9月11日 大町市:大町市の腰原愛正市長は十日、市会一般質問で大北地域の市町村合 併について「まず合併しやすい市町村が一緒になり、何年か後に大きく合併
していく『二段階方式』もあり得る」との見解発表。
○9月14日 大町市:十二日、市町村合併懇談会開催。
○9月28日 大町市:当初予定していた十月の市民約七百人への意識調査に加え、各自治
会でも説明会を開いた後、来年一月に再び市民への意識調査を行う方針に。
○10月19日 池田町:公募の町民らをメンバーに設置した市町村合併研究委員会が十八
日、初会合
○10月24日 大町市:腰原市長は北安曇郡内六町村の首長に、年度内に設置する見通しの 任意合併協議会への参加結論を要請。1月末をめどに。
○10月26日 松川村:アンケート結果公表。必要36%、不必要39%。「必要」「どちら
かというと必要」「やむを得ない」とした人が望む合併の組み合わせは、 「南安曇郡内の特定の町村と」が65%。「大北の特定の市町村と」が
17%、「大北の七市町村全部で」が11%。
○10月29日 白馬村、小谷村、美麻村:北安曇郡北部の白馬、小谷、美麻三村議会は二十 八日、「議会三村合併研究会」の初会合。非公開で。
○11月2日 松川村:区長やPTA代表、公募の村民ら委員五十人で設置した市町村合併
研究会、初会合。
○11月8日 白馬村:七日、市町村合併についての講演会を開催。同村や隣の美麻村の村
職員、村議ら約百人が参加。
○11月23日 池田町:町民意識調査の結果を報告。賛成50.1%、反対25.3%。望ましい
合併の枠組みは、大北地域南部の同町と松川村、豊科町や穂高町などでつ くる穂高広域施設組合が53・1%と過半数を占めた。以下は、松川村1 2・4%、大町市を中心にする北アルプス広域連合は11・1%。
○11月27日 大町市:住民意識調査結果報告。「合併協議を進める」56.9%、「必要
なし」14.3%。実施するとしてきた合併の枠組みについて尋ねる二度 目の意識調査について「周辺自治体の意向がまだ分からず、枠組みを市民 に聞くのは難しい」とし、当面は実施しない意向を示した。
○12月11日 小谷村:意識調査結果報告。「必要」「どちらかというと必要」「やむを得 ない」が計50%。「必要ない」「どちらかというと必要ない」28%。 望ましい枠組みは、隣の白馬村とが36%で最多。大北地域全域が2 6%、白馬・美麻両村16%。
○12月13日 白馬村:福島信行村長は十二日の村議会一般質問で、市町村合併について、
「来年二月ころに住民アンケートを行い、その結果を踏まえて判断した
い」と述べる。
○12月14日 美麻村:住民意識調査結果公表。「必要」「どちらかといえば必要」計4
5%、「必要ない」「どちらかといえば必要ない」30・2%。村民が望 む枠組みは「大北地域全体」が53・7%。大北地域全体以外でも、大町
市との組み合わせを望む回答が目立ち、八割は大町市との連携を期待する との内容。
○12月17日 松川村:市町村合併研究会は、茅野徳則村長に提言書を手渡した。村の直面
する合併問題に対する基本的考え方をまとめるも、合併の是非については 具体的な方向を示さず。
○12月17日 池田町:山崎袈裟盛町長は十二月町会一般質問で、合併問題について、町の
方向性は明言せず。
○12月18日 八坂村:大日向一繁村長は村議会一般質問答弁で、大北地域全体で合併論 議を進めることに前向きな姿勢を表明。児童も議会傍聴。
○12月20日 美麻村:吉沢義夫村長は村会一般質問で、市町村合併問題について「合併の
必要性は大きい」と答弁。
○12月21日 八坂村、美麻村:両村長、任意合併協議会に参加する方針を議会に説明、両 議会とも了承。
大町市は6町村に対し1月末までに任意合併協議会への参加方針表明を求めるも、12月末時点で方針を固めているのは美麻、八坂のみ。
どーなる、合併!?
次回、【2003年〜それぞれの道〜】乞うご期待!!
(sweetifsh)
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