yknさんと同じく、第17回国際文化経済学会大会@京都に行ってきました。
今回は初めての国際学会だったので、
まずは見物!という気持ちでした。
見物が国内旅費でできるなんてありがたい・・・
~懇親会の様子~
文化経済学会<日本>の研究大会は何度か参加しています。
文化経済学会<日本>は、
文化と社会の関係を考える学問の中で日本ではいち早く立ち上がった学会で、
狭義の経済学に限らず、
文化政策系やアートマネジメント系の話題を幅広く扱う傾向があります。
今回参加した国際学会も、その傾向はあるなあと思いました。
とはいえ国内の学会より数式の使用が多い(笑)気がしたのは印象的でした。
また、美術や演劇や音楽などのいわゆるハイアート系の芸術に加えて、
ゲーム産業や観光、文化遺産、電子出版といった文化全般への目配りが、
よりバランス良くなされている気がしました。
自分自身の関心から、
well-being関係のテーマを掲げている分科会や発表を中心に回りましたが、
文化経済学の研究成果によって、
政府支援の正統性を説明する困難さを再確認したようにも思います。
おそらく経済学系の研究者の方々は、
何とか文化の価値を見える化して、
それを以て政策対象とする正当性の証明にしたい・・・のかな?
素敵な研究ですが、なかなか道は険しそうだと思いました。
~とある分科会の様子~
研究発表以外にも、国際学会のプログラムは盛り沢山でした。
発表内容もそれ以外でもいろいろ発見がありました。
ランチの”弁当”体験も日本体験なんだな、とか、
花手前と生け花パフィーマンスでは
製作過程見学と舞台芸術鑑賞ぐらいのちがいがあるよな、とか、
この発表でわからなかったのは英語ではなく発表内容の問題、とか
ジャパニーズイングリッシュ発音でも面白いプレゼンはcooljapanだ!とか、
京都はモーニングのおいしい素敵なカフェが多いのね、とか。
~とある老舗カフェのモーニングの様子~
国際学会といっても、英語の壁はありますが、
思ったよりは高いハードルではなく、
聴くことも発表することも、手が届く挑戦だと思いました。
とりあえず学会を見に行ってみるというのはおすすめです。
文化経済学会はじめ、文化政策アートマネジメント系の学会は、
初心者の見学ハードルは参加費だけでとっても低いし、
(世の中には初心者はとても軽々しく見学に行けないような学会もあるのです)
発表内容でもそれ以外でも、いろいろ脳内活性化して楽しいです。
mihousagi_n
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