文化と社会の関わりに関する学問に関心を持った人にお勧めのはじめの3冊をご紹介しました。
・・・ほんとははじめの3冊+1というタイトルで、
もう1冊紹介したかったんですが、長くなったので記事を改めてご紹介です。
木下直之編『未来を拓く人文・社会科学 16 芸術の生まれる場 』、東信堂、2009年。
・・・せっかく別記事にしたので目次もご紹介。
(http://www.toshindo-pub.com/series/cultural/index.html#16geijyutsunoumarerubashoより転載)
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はじめに(木下直之)
Ⅰ ミュージアムというポトス
ミュージアムでなぜしゃべってはいけないの?(木下直之)
仏像を拝まなくていいの?(木下直之)
ミュージアム――作品の生まれるところ(関口直子)
博物館と美術館――文化を語る二枚舌の構造(川口幸也)
ミュージアムと博覧会・展覧会――だれのため?だれが見たのか?(五十殿利治)
ミュージアムという居場所(川口幸也)
[コラム]何が博物館を生き残らせるのか?(森田利仁)
[コラム]ミュージアムはいかに創造的に生き残れるか?(塚田美紀)
Ⅱ 文化ホール、劇場、コミュニティ・カフェのある社会
文化ホールにいってみよう――文化ホール建設の背景と現状(小林真理)
劇場、コンサートホールではどんな人が働いているのでしょうか?(藤野一夫)
アートマネジメントという仕事は何を目指しているのでしょうか?(藤野一夫)
文化政策とは何か?(小林真理)
芸術はこんなところからも生み出されている!(谷和明)
[コラム]文化的権利とは?(小林真理)
[コラム]文化的多様性を認めながら生きるとは?(谷和明)
Ⅲ ミュージアムに行こう
世の中とつながりたいミュージアム(美術館)の考えていること(柳沢秀行)
ミュージアムの展示と解説――聞く、読む、そして観る(田中佐代子)
デザイン・ミュージアムはどうやって鑑賞するの?(菅靖子、井口壽乃)
みんなで一緒に鑑賞するには――ミュージアムでの鑑賞と鑑賞支援(山崎敬一、山崎晶子、葛岡英明、久野義徳)
大学とミュージアム――学ぶ、見せる、研究する(寺門臨太郎)
[コラム]ミュージアムにおける視覚障害に配慮したプログラム(半田こづえ)
[コラム]解説者はどのように観客を解説に引きつけるのか?(山崎晶子、岡田真依)
[鼎談]日本の文化政策とミュージアムの未来(金子啓明、小林真理、木下直之)
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日本学術振興会が実施した人文・社会科学振興プロジェクトの研究領域Ⅴ(2)、
「日本の文化政策とミュージアムの未来」、その研究成果がまとまってます。
同プロジェクトには、文化資源学研究室も参加していました。 |
なので、特に
「東京大学文化資源学研究室の、文化経営学コースに関心があるんです!」
「どんな問題意識でどんなことやってるんですか?」という方にはお勧めの本です。
具体的なプロジェクトの活動記録はこちらもご参照くださいね↓
日本学術振興会
人文・社会科学振興プロジェクト研究事業(研究領域V)
プロジェクト研究「日本の文化政策とミュージアムの未来」
「都市政策の課題と芸術文化の役割に関する研究」グループHP
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/CulturalPolicy/index.html
(mihousagi_n)
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