2012年6月29日金曜日

前橋市の状況


知り合いのKさんが前橋市の情報をくれました。
公開の許可をもらいましたので、投稿します。
(M.K)

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あうるすぽっと【豊島区立舞台芸術交流センター】の(元山口情報芸術センターの)Kです。

前橋市の美術館について、市民でも関係者でもないので、報道されている内容しか知らないのですが、

前橋市は、「県庁所在地で唯一公立美術館がなかった」なかで、かなり以前より収集や調査等がなされ、平成19年度より正式に美術館構想の検討を開始し、市民によるワークショップや学識経験者等による検討委員会の開催、パブリックコメントの実施など一通りの手続きを経て、市内中心部の既存ビルを市美術館として改築する基本計画を策定。4名の学芸員も雇用し、プレイベント等も開催していました。23年末より建築に取り掛かっている最中の今年2月の市長選で「見直し」を掲げる新人が当選。公約では、美術館ではなく「市民ギャラリー」にとのことでした。
その後、市民公募委員3名を含む14名による運営検討委員会が4月下旬に立ち上がり、検討がなされています。

前橋市「芸術文化施設運営検討委員会」

上毛新聞ニュース:前橋市の美術館は「アーツ前橋」検討委合意

関連ブログ:

こう記していると、10年前の山口情報芸術センター「見直し」と同様の経過に失礼ながら失笑せざるをえないのですが、文化施設が政治の道具として翻弄される構図は相変わらずです。 それなりの年月をかけて検討し てきた計画を建築途中に拙速に「見直す」のは無理があり、また、耳障りのより「市民による企画運営」もよく謳われますが、(もちろん多様な市民参加は必要ですが)美術館も劇場も専門性の担保が求められます。

神奈川県の例をみると既存の施設も安泰ではありません。

どこもかしこも、と言った感があります。

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