2012年6月25日月曜日

国際文化経済学会大会の感想


6月21日~24日に京都で開催された国際文化経済学会大会に行ってきました。


プログラムを見ると関心の所在が違う気がして登録を少しためらったのですが、結果的には参加してよかった。研究者の国際的な交流の場を見られたのはよい経験だったし、研究手法やテーマは自分と異なっても多くの発表に刺激を受けました。

ひとつだけ感想を挙げるなら、やはり学会には発表する立場で参加したいということ。文化政策関係の分科会を中心に聞きましたが、気になる英語の問題も事前準備でクリアできそうだし、ごく狭い領域で多くの研究者がデータを競い合っているような分野とは違って、さまざまな問題設定やアプローチが認められているという印象を持ちました。

論文集を読むのとは違い、休憩時間の会話などを通じて研究動機を聞けたりすることも面白かった。分野違いだと思われた人の問題意識に意外にとても共感できることは新鮮でした。

他者の目に出会って研究が深まることを思った研究大会。当面は国内の学会ですが、これからの発表の機会を逃さないようにします(ひっそりと宣言)。

(ykn)

1 件のコメント:

  1. ひっそりと宣言するynkさんの文章を読んで、私もひっそり決意したことがあるのを思い出しました。

    この春まで1年間、留学生と生活する大学院生の寮に入っていました。世界各国からの留学生用滞在施設で、彼らが日本の生活に困らないよう(日本語レベルが様々な為)サポート役に、日本人大学院生も各階(私の住んでいた棟は、14階建ての12階)に数名住んでいたのですが、その経験がひっそりと決意するきっかけになりました。

    様々な国の人(12階メンバーの国籍は、中国、台湾、韓国、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、カナダ、ガーナ、タンザニア)と日常を共にして(部屋は個室で、キッチン、ラウンジなど共用スペースがあります)宗教、政治、文化、生活、研究分野等、様々なことが違うのですが、その環境で、相手を理解しようとすることと自分を説明することの大切さを特に実感しました。背景の異なる人との共通性にも出会うので、その経験の中で自分の研究についても日本だけでなく、海外の状況も知っていきたいと考えるようになりました。最近、自分が心の中で決意した一つです。
    お邪魔しました!(青・さいとう)

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