毎週水曜日は授業が無いので国立西洋美術館のインターンシップに行っております、
pugrinです。
そのあとの時間で課題やらをしたい場合、
本郷までえっちらおっちら歩いてやってくるのですが
その途中で今日は素敵な音楽が聞こえてきました。
それは尺八のような音色でのラヴェルの「ボレロ」。
メロディだけでなくちゃんとあの特徴的なリズムも、
シャン、シャシャシャシャン、と鳴っています。
しかし音のほうへ近づいてみると、それは数人ではなく、
たった一人で体中に楽器を括り付けて演奏しているのです!
なんだか甘いような、少しさびれたような響きのする複数の楽器を駆使して
全身で演奏する姿が印象的でした。
わたしは道すがら、あまり聞き惚れていられなかったのが残念でしたが、
次の曲「あのすばらしい愛をもう一度」を後ろのほうで聞きながら、
ちらりと彼のこんな看板を目にしました。
「ヘブンアーティスト」
なんだろう?と気になり、少し調べて今このブログを書いている次第です。
東京都生活文化局文化振興部によれば、
「ヘブンアーティスト事業」は
東京都が実施する審査会に合格した
アーティストに公共施設や民間施設などを
活動場所として開放し、都民が気軽に
芸術文化に触れる機会を提供していくことを
目的としています
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/heavenartist/
(東京都生活文化局文化振興部HPより抜粋)
ということで、審査会に合格した大道芸人さんは
上野公園をはじめ、代々木公園や東京国際フォーラム等の
指定場所で、大道芸の実演を許可される
ライセンスを取得ことができるというものだそうです。
2002年当時の石原都知事の発案によるものですが、
そうか、わたしは都に認可された大道芸に偶然出くわしたのだ、
ラッキーだなあ
というありがたみのようなものが突然湧いてきました。
ちなみに先ほどのおじさんは
アンデス民族楽器の演奏者だそうで、
HiRoさんという方だということがわかりました。
HPなどはないようなので、
この動画を見ていただければどんな方か分って頂けると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=MNCw6OjHmeM
あの音は、尺八じゃなくてアンデスの楽器だったのです。
ちなみに、オタク業界では「ヘブン」というと
恍惚として非常に気持ちがよくなっている状態を指します。
なので最初は、この人の演奏を聴くと心地よいから?
などと想像して歩いていました。
当たり前ですがぜんぜんちがった。
来週も上野公園を歩いたら、またあの音に出会えるかなあ。
では。
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