2013年5月20日月曜日

インターゼミ感想


pugrinさんが書いて下さった通り、小林ゼミ生としてインターゼミに参加してきました。
この度は拙い発表にお付き合い頂きましてありがとうございました、M.Oです。
会場を提供して下さった東京藝術大学熊倉ゼミの皆様にも改めて感謝申し上げます。

自身の発表については、先の原点での反省を踏まえながら、文化資源学に取り組む一員としての立ち位置を意識する事を心がけ、多少の変更を加えて発表に臨みました。
限られた時間の中で適当な表現を模索するあまり原稿に目を落としがちになってしまったことが悔やまれますが、発表自体を設定時間内に終える事が出来たので良かったです。(質疑応答でダラダラと話してしまったので結果的に長くなってしまいましたが)
発表内容としては、論文の触りの部分を発表致しました。
学外の方に向けて初めて自分の研究を発表しましたが、思いの外関心を持って頂けたかなという印象でした。 自分の発したある言葉が別方向からの反応を生んだり、あるいは自分では伝えたつもりでもそれが異なる意味で受け取られたりする、ということを改めて感じました。
私の場合、研究関心の内容故に様々な定義や範囲設定が必要であり、質疑応答では案の定そのあたりの詰めの甘さに対するご指摘頂きました。
昨日は「多角的な視点」という好意的な表現を頂きましたが、私の場合、大風呂敷を広げて話を抽象化し具体的な実証から遠ざかってしまう傾向が多々あると思っています。そのあたりを注意しつつ、今後とも研究調査に努めたいと思います。

他の方々の発表については、昨年度と比較すると、発表者数が増えたということもありますが、対象なり視点なり研究方法なりにおいて研究の在り方が多様化した(しようとしている)という第一印象を抱きました。 
インターゼミ内においては、今年はとりわけ青山学院大学井口ゼミの方が加わった事により、アートプロジェクト等の評価・分析における方法論が多く提示された様に思います。
一方で、「手段と研究目的がごっちゃになっている」「この研究を通じて何を明らかにしたいのかを示さなくてはならない」というご指摘は昨年度に引き続きしばしばあり、発表の冒頭で研究の要旨を簡潔に述べる必要があると感じました。
個人的に耳が痛い思いがしたのは、「日本語でしっかり表現しなさい」という松本先生のご指摘でした。現代の事象を扱っているため、及び海外の論稿が先行研究として頻出するため、私もカタカナ表現に頼りがちです。論文と言う言葉の作業を行う研究者の姿勢として、しっかりと表現一つ一つに向き合わなくてはならないと思いました。
また合わせて、修士論文の在り方や取り組み方についても先生方のご指摘が参考になりました。

取り急ぎ雑感まで。
(M.O)

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