(以下 http://setagaya-pt.jp/workshop/2012/11/post_257.html より。申込みもそちらのページよりお願いします)
美術館、科学館、文学館、メディアセンター、図書館、劇場など、ひろく文化施設と分類される施設では、それぞれ、さまざまな形で施設が地域のハブ/地域の メディアになるための活動を行っています。コミュニティ・プログラム、アウトリーチ、教育普及事業などと称されるこれらの活動について、今回は、異なる ジャンルにおける活動の比較検討を通して、その違いや共通点について考えてみたいと思います。
日程 | 2012年 Vol.1 目的・対象・方法 11月11日(日) 13時~16時 ゲスト:会田大也(山口情報芸術センター[YCAM]) 郷泰典(東京都現代美術館) 作田知樹(日本科学未来館/文化経営研究者) 多田淳之介(埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ) 司会:野村政之(こまばアゴラ劇場制作) Vol.2 地域と子ども 年11月11日(日) 18時~21時 ゲスト:氏原茂将(メディアセブン) 尾崎秀甫(世田谷文学館) 柴幸男(演出家) 中野詩(水戸芸術館現代美術センター) 司会:野村政之(こまばアゴラ劇場制作) |
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内容 | Vol.1 目的・対象・内容 それぞれのジャンルがもつ表現方法・鑑賞方法・創作過程の違い、社会や市民との関係性の捉え方の違いが、アウトリーチ企画やワークショッププログラムの企 画・運営にどのように反映されているのかについて話します。「アウトリーチ」や「ワークショップ」という言葉の捉え方や、「作品の創作」と「教育普及プロ グラム」の境界の線引きがジャンルによって異なっている部分もあるかもしれません。プログラムの目的設定・対象設定・方法選択の比較から、ジャンルによる 傾向・特徴・課題の違いや共通点を浮かび上がらせ、互いに新たな視点を得るための機会としたいと思います。 Vol.2 地域と子ども 地域への働きかけや子どもの参加といった、同じような目的をもつプログラムにおいて、それぞれのジャンルで行われるアウトリーチ/ワークショップ企画が、具体的にどのような考えのもとに、どのような形で行われるのかを比較して話します。 そして、そのプログラムのあり方・取り組み方の違いから、各ジャンルの新しいプログラムを生み出す可能性を探りつつ、さらには、ジャンルを越えて連携・応 用することによる、包括的な教育普及プログラム、地域社会・市民との関係づくりの可能性についても検討できればと思います。 |
場所 | 世田谷文化生活情報センターワークショップルームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー4 階) |
講師 | 《ゲストプロフィール》 会田 大也(あいだ だいや) 1976年生まれ。2000年東京造形大学卒業。2003年情報科学芸術大学院大学修了。 2003年4月より山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター。 メディア教育および鑑賞教育のオリジナルワークショップの企画・実施をはじめ、YCAMの教育普及活動全般の計画と実践に関わる。 郷 泰典(ごう やすのり) 1998年より、フリーのワークショップ・プランナーとして活動。作品と鑑賞者とをつなぎ、日常生活におけるアート体験へと導く、主に子供を対象とした ワークショップ・プログラムを企画し、全国各地の美術館・学校・病院などで実施。2004年に金沢21世紀美術館にて「ミュージアム・クルーズ・プロジェ クト」の立ち上げメンバーとして携わる。2007年より東京都現代美術館教育普及担当学芸員。 作田 知樹(さくた ともき) 先端の映像・アート・科学領域を扱うミュージアム、イベント事務局等に勤務しアウトリーチに関する企画運営を手がける一方、これらの専門領域をめぐる制度 や法・政策について、現場の運営と個人の創造性への影響の視点から研究にも携わる。2004年弁護士らと共に表現/芸術活動を支援する法律家 NPO"Arts and Law"を設立、共同代表理事を務める。行政書士。静岡文化芸術大学、京都精華大学非常勤講師。 多田 淳之介(ただ じゅんのすけ) 1976年生。演出家、東京デスロック主宰、富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督。俳優の身体、観客、劇場空間を含めた、現前=現象にフォーカスした 演出が特徴。古典から現代劇、パフォーマンス作品まで幅広く手がける。「演劇LOVE」を公言し、富士見市を中心に他地域、教育機関でのアウトリーチ活動 も積極的に行う。最近では北九州芸術劇場での市民劇『冬の盆』の演出を担当。 氏原 茂将(うじはら しげゆき) 北九州イノベーションギャラリーのオープニング展覧会の企画に携わった後、2008年より川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブンに勤務。ディレクターとして、ワークショップ等の事業企画と施設運営に従事する。最近はフリーとして、SHIBAURA HOUSEなどコ・ワーキングスペースでの事業企画も手がける。 尾崎 秀甫(おざき しゅうほ) 1981年生まれ、福岡県出身。駒澤大学文学部国文学科卒業。2005年より世田谷文学館臨時職員、2010年より非常勤職員として主に教育普及事業を担 当する。世田谷文学館のアウトリーチ事業「移動文学館」で区内小中学校での普及活動を行い、地域の子どもたちと地域の作家・文学館をつなぐ活動を続けてい る。 柴 幸男(しば ゆきお) 劇作家・演出家・ままごと主宰。ループする一人芝居『反復かつ連続』、全編歩き続ける芝居『あゆみ』、ラップによるミュージカル『わが星』など、新たな視 点から普遍的な世界を描く。2010年『わが星』にて第54回岸田國士戯曲賞を受賞、11年に全国6都市にて上演。あいちトリエンナーレ、岐阜県可児市で の市民劇、福島県いわき総合高校、北九州での滞在制作など、全国各地にて精力的に活動している。 中野 詩(なかの うた) 1974年東京生まれ。千葉大学大学院教育学研究科修了。Bunkamura ザ・ミュージアム、医療法人惇慧会外旭川病院、せたがや文化財団生活工房勤務を経て、2009年より水戸芸術館現代美術センターに勤務。現在は教育プログ ラムコーディネーターとして未就学児、幼稚園、小・中・高・大学生、シニア、障害者等、様々な年齢・社会層を対象とした企画に取り組んでいる。 《司会プロフィール》 野村 政之(のむら まさし) 1978年生、長野県出身。劇団活動、公共ホール勤務を経て、現在こまばアゴラ劇場・劇団青年団制作。音楽、美術、ロボット演劇など、演劇と異なる領域をまたがる作品創作やワークショップ企画に、制作やドラマトゥルクとして参加している。アサヒ・アートスクエア運営委員。 |
参加費 | 各回1,000円 |
募集人数 | 各回30名程度 ※先着順に受付いたします。定員に達し次第、受付を終了いたしますので、あらかじめご了承ください。 |
申込み方法 | 以下申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526 |
備考 | [主催] 公益財団法人せたがや文化財団 [後援] 世田谷区 [協賛] アサヒビール株式会社/東レ株式会社 |
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