こんにちは。
今週末行われているキラリふじみサーカス・バザールも生憎曇り/雨模様ですね。
今日のお手伝いに参加する事が出来ずすみません。
東京都現代美術館のThomas Demand展に滑り込みで行ってきました。(会期は7月8日、明日までです!)
常設も見たい、が、時間の都合で後ろ髪引かれながらもさっさと企画展示室へ。
ちなみに、隣は何やらエヴァンゲリオンの監督さんの展覧会の様で、内覧会でしたね。ナディッフの奥に並んだガチャポンを皆様夢中でまわしてました。。。
さて、本題ですが、展示室は3階、エスカレーター上がって右手に展覧会概略が掲載されています。それをふむふむと読んでからスタートし、ぐるりとまわって元の位置に戻ってくる様な会場図です。
作品については、皆さん是非見に行って頂くとして(とても良かったです!)、今回の展覧会でいいなあと思ったのはその「見せ方」です。
都現美では基本的に情報量の多いキャプションはつけない様です。とてもシンプルかつ今回に限って言えばやたら作品から遠い。。。去年の名和晃平Synthesisの時はA3大の両面印刷のリーフレットを持ちながら会場を回った訳ですが、紙上は若干情報過多であった様に思います。(内容自体も総体的でとても見応えがあったために、結果的に情報量が増えてしまったという事でしょうか)
Thomas Demand展ではペラ1のそっけない作品目録が申し訳程度に入場カウンターにおいてあるだけ。しかもむこうからくれるわけでもなく。と言う事で「ムダな」情報が入ってくる前に「見る」事を自然と促される仕組みになっています。即ち、彼の作品を初見の方々にとっては、最初の概説にあった「全体を通じたコンセプトと制作方法」だけが簡単に提示されているだけで、見方は各々に委ねられている訳です。
一周ぐるりと回った最後にもらえる画用紙(4色あり)にようやく、その作品の解説文が現れます。これによって、最初の概説で示されたこれら作品表現における「政治的・社会的側面」というものが朧げながら見えてくるので、その紙を持ってほとんどの来館者は2周目に入ります。すると、先程とは又違った見え方がしてくるのです。
更に更に、鑑賞後エスカレーターで下ると2階ではDemand氏のギャラリートークのビデオ映像が。本人の口で語るビデオが会場内で流されている展覧会は今までも幾つか覚えがありましたが、この順序がにくい。1周目は自由に、2周目はリーフレットを見ながら見て関心をそそられた所で、作品が本人の口から語られるビデオがあるというのは素敵だなと思いました。この規模だからこそ出来る展示ですね。
そんな訳で、カタログ売り切れてました、悔しい。
番外ゼミの方も盛り上がってきていますね、皆様も是非チェックしてみて下さい!http://bangaisemi.blogspot.jp/
(M.O)
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