以前、このブログ上でM.H.さんが紹介して下さった歌舞伎鑑賞教室。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2012/2471.html
先日行って参りました!イェーイ!
学生なら、なんと1等席でも1,300円!ワーイ!
七月の演目は「歌舞伎十八番の内 毛抜」。
平日の日中の上演なので、それほど混んでいないだろうとたかをくくっていたのですが、
入場前には既にお客さんがたくさんエントランスに群がっていました。
小学生の団体、外国人、若いカップル、ご年配の方…。
非常にバラエティに富んだ客層でした。
前半30分は澤村宗之助さんによる解説で、その後1時間ほどの本演目でした。
実は私はこの日が初歌舞伎だったので、解説から前のめりで聞いていたのですが、
その解説にもかなり工夫がこらされているなあと感心しながら聞いていました。
あまり詳しくここで述べてしまうと面白くないので細かには触れませんが、
解説部分で上手い事現実世界から舞台の世界に引き込んでいくなあと思いました。
ちなみに一緒に行った友人は、小学生の頃この鑑賞教室を見て、同じく解説も見たそうですが、その解説の内容は今回かなりバージョンアップしていたとのことでした。
で、「毛抜」のほうですが、これはミステリー(?)仕立てのお話になっていて、
歌舞伎にもこんなジャンルがあるのかと驚きました。
注目させたい部分にどうやって観客を惹き付けるかという工夫も
テレビやアニメにはない要素で、とても面白かったです。
多分、いきなり普通の歌舞伎の舞台を見ていたらきっと飽きるであろうちびっ子たちも、
主人公粂寺弾正が最後に見栄を切って花道を歩いて行く時まで、釘付け状態でした。
その光景が実は一番印象に残った体験でした。
(sweetfish)
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