2013年6月7日金曜日

わたしはおじいちゃんのことあんまり知らない。

50周年迎える黒四ダムがこの夏アツイ。


というのも小林ゼミで長野県大町市に関わることになって意識し始めたことでして。
富山県出身のわたしは恥ずかしながらまったく黒部ダムなんて行ったことがなかったのです。
pugrinです。

ということで今週発売した「Tokyo Walker」の付録「信濃大町Walker」片手に
大慌てで今年DVD化したての「黒部の太陽」を借りてきて見ました。
http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%89%88-Blu-ray-%E4%B8%89%E8%88%B9%E6%95%8F%E9%83%8E/dp/B00AYUAGXW

黒部に日本最大級のダムを造るという大仕事に、
石原裕次郎と三船敏郎が人生をかけて挑んでいくという全編3時間超の大ドラマです。

ダムを造るのには、まず機材を運び込むためにも
大町と黒部の間をつなぐトンネルを掘ります。

「破砕帯」という、断層が山の中で砕けて
地滑りの原因となりやすくなっている部分が最大の難所となっているのですが

噴き出てくる毎秒660リットルもの水と戦い、

ダイナマイトで岩を吹き飛ばし、

たくさんの死者を出しながらこの工事は進められました。

「大町に行きゃあ女がいるぞ」なんてセリフも飛び出し、
大町は、そうした壮絶な掘削現場の人たちの
心のよりどころとなっていたような町だったのかと思いました。


この事業にわたしの祖父が関わっていた、というか張本人でした。

母からの話では「所長さんだった」としか聞かないのですが
どうやら映画を見てみると、
三船敏郎の上司にあたる人(役者は佐野周二。かっこいい!)だったようです。

こんなに大変な仕事をしていたんだ、とか
当時の関電社員の暮らしの様子を垣間見たりして、
なんだか大町に不思議な縁を感じています。

というわけで「信濃大町Walker」の楽しい観光案内は
あんまり頭に入りませんでした。ごめんなさい。

黒部ダムカレーいいじゃないですか、おおまちスイーツ上等です。

恋するおおまち、という観光計画がプッシュされていますが
わたしはおじいちゃんの記憶に繋がりに、必ず行きます。

2 件のコメント:

  1. 50周年と言うことは、当時20才だった人でさえ70才、働き盛りであった人は既に80代、90代となっています。
    関西の発展のために、世紀の大事業に自分たちが貢献したのだという、大町市民のみなさんのシビックプライドを掘り起こし、残そうというプロジェクトがラボで進んでいます。当時工事に携わった方々にお話をうかがい、聞き書きで言葉を編んでいます。
    誰にも知られないままに消えていってしまう、おじいちゃんやおばあちゃんの体験や思いを残していこうという試みです。

    また、3月の発表会でラボラトリが配布した報告書にあるように、大町のファンの高齢化とともに交流人口(観光人口)は減りつつあります。
    大町のファンの若返りは喫緊の課題ですが、恋するおおまちは、大町の現状をSWOTで見直し、生まれた企画で、それは単に若い世代を呼ぶためのスイーツやカクテルの開発にとどまらず、「おおまちに恋する」というシビックプライドに通じるものでもあります。
    文化芸術による地域の活性化も有効ですが、フラムさんのようなとんがったディレクションや行政の決断が不可欠で、それ以外の地道な市民の取り組みもまた有効だと思っています。

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    1. Psy様

      コメントを頂きどうも有り難う御座います。
      3月の発表会でのご発表、大変興味深く拝聴しました。

      実は今、ゼミ有志で大町訪問を6月下旬に企画中で、その際に是非皆様とお話する機会を得られないかと考えており、詳細についてmarisemi.blog@gmail.comアドレスよりメールにてご連絡させて頂きましたので、お手数ですがご確認下さい。

      宜しくお願い致します。
      (M.O)

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