2013年6月5日水曜日

山田町のことについて

今日は岩手県山田町の話題です。
昨年の夏に一度お邪魔したことがあり、ずっと気になっている被災地の一つです。
とはいえ、以前投稿して下さったShowさんのように復興ボランティアで行ったのではなく、一泊二日の旅行。大槌町で働いている方に、更地になった住宅街や山田湾を案内していただきました(山田湾では”仙人”と遭遇!詳細は秘密)。

海に面しているために一時は館内が瓦礫で埋まりながら、再開館に向けて準備を進めている鯨と海の記念館。高温すぎて熱いのか冷たいのか分からないくらいの嶋田鉱泉のお風呂。そして穏やかな山田湾(夕暮れ時の光景は特に美しかったです)。

「大地震が起きた時、津波は来る。此処から下に家を建てるべからず」と刻まれた石碑。 以前山田が津波に襲われたとき、先人が後世へ警告を残していました。実際この石碑より上の地域は今回の津波の被害も免れたそうです。

色々な場所を見て、色々な人と話した旅行でした。

私が被災地に行ったのはこの一回きり、今では山田にまつわるブログを時々読むくらいです。
全国の山田さんが(そしてもちろん山田さんでない人も)、山田町を応援しようという愉快なコンセプトのブログです。
このブログもそうですが、山田町は人々のおおらかさがとても印象的な町です。
今やっていることがひと段落ついたらまた行きたいです(冬季は牡蠣食べ放題があります!!)。

さて、山田町にまつわるテレビ番組が四月末にありました。
NNNドキュメント『オラだちのゆく道 23歳AD ふるさとの記録』
「山田町出身のADさんが、友人たちの姿を通し、山田町の現状を伝える」という内容です。
三十分ほどの番組ですが、先月のインターゼミで話し合われたことと重なるものがありました。
「復興の担い手は誰なのか?」ということです。
ADさんの幼馴染の一人が、盛岡の公務員試験に合格して山田町を去る場面があるのです。
彼の送別会に際し、ある友人が「盛岡に行った方ができることも広がると思う」と言ったのが印象的でした。

録画DVDを持っていますので、ご興味のある方はどうぞ。

(N.N.)




追記:大槌町のわかめかりんとうです。ちなみに山田町ではわかめソフトクリームを食べました。どちらも美味しかったです。



0 件のコメント:

コメントを投稿