2013年6月3日月曜日

妖精入居歓迎、東京都新宿区内藤町11

6月1日と2日は新宿御苑は無料で入場できる日だったってご存知でしたか?


わたしは知らずに行きました、pugrinです。
http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
(6月5日が国連人間環境会議を記念した「環境の日」だからだそうです。)



さて、無料で入場したところ、見頃のバラでも見ようかと進むと、
なんとも気になる建物に向かって足が勝手に動いてゆきました。
そう、これが去年リニューアルオープンしたばかりの新しい温室なのです!

ということもその時点では勿論知らずに入ったわたくし。
帰ってから環境省HPを確認しました。

2007年閉館時のお知らせ
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8275

2012年開館時のお知らせ
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15969

主に洋ランの保護、東京都(小島郡中心に)に生息する植物の継承、
及び絶滅危惧種の保存を施設の主要な活動に据えており、
5年半をかけて、樹木を旧温室から根回し(=樹木の移植に先立ち、予め、樹木周囲の根を切ることで発根を促し、移植後に活着しやすいようにする作業。 )の後移植するなど
丁寧に作業を進めてのオープンなのでした。

建物自体は戸田建設によるもので、ペアガラスとクールチューブにより
空調負荷の少ない環境配慮型の大温室が実現したということです。
http://www.jiti.co.jp/graph/page1006/0604t/


水晶宮さながらの外観ですが、
蓮の池と外堀の水面が連なって、
ガラス越しに中と外が繋がってように見えるところが特に素敵。

水面にガラスのドームが浮いている、という表現でも良いかもしれません。

外も緑、中も緑、光の加減ガラスが反射したり透けて見えたりして、
どっちが内か外か曖昧になるような・・・そんな建物だなあと思いました。


枠組みだけで見れば鳥小屋にも見えるのですが、
室内は暖かい亜熱帯気候を模していて
そこに人工の陸橋、岩場、滝。

ちょっとしたテーマパークですね。

温室・植物園は、閉鎖された空間に
普段見られない世界中の植物が所狭しと茂っています。

もちろん手荒に触ってはいけないけれど、
写真を撮るのも自由だし、
あんまり通路にせり出して生えていたら
「よいしょ」と優しくどかしても注意されたりしない。

しばしそこが日本(しかも新宿のど真ん中!)であることを忘れさせてくれる。

順路は決まっているのに、
出口を探すようにして歩く不思議な箱庭では、
わたしはきまって冒険家気分になってドキドキするのです。





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