6月初旬、立川市と国際ソロプチミスト立川が主催する、「第7回国際ソロプチミスト立川ユースフォーラム」にてゲストとして参加し講演を行いました。
会場になった立川市にあるホールには100名程度の方がいらっしゃっていました。
今回のユースフォーラムは「『持続可能な国際』を実現するには」をテーマに入選した高校生がスピーチを行い、私はボランティアを切り口として「持続可能な国際社会」をお話させて頂きました。
高校生のスピーチではみなさん、このテーマについて多角的方面から調べ、その上に導き出したそれぞれの意見を、大勢の前で堂々と発表していてとてもたくましく思えました。東北現況、復興の過程、震災ボランティアで得た気づきと学びを、時間的制約等で定期的に現地に足を踏み入れる事難しい他地域(主に関東)の方々と共有する事もまたボランティアの役割の一つであると思います。今回の講演がお越しいただいた皆さんにとって、今回のテーマの「持続可能な国際社会」を考えるきっかけになっていたら嬉しいです。
私の震災ボランティアの経験は、授業にもぐらせて頂いている小林先生のゼミのテーマの一つであろう「文化施設経営・文化プロジェクトと地域発展」に関連する部分があると考えます。その理由として、(1) これから発展させていく地域として東北地方を取り上げていること、(2) 外部からの支援の教訓が数多くあることの二つがあげられます。ですから、震災ボランティア活動で得た経験をこれから私が携わるプロジェクトに(個人的に関わっているアート・プロジェクトも含め)役立てて行きたいです。例えば、外部支援のあり方も役立てる事の出来る一例です。支援をしていると、現地の人から「あれやって」「これやって」と頼まれるものです。しかし本当に外部支援者である我々がそれをやるべきなのかしっかり考えなければならない場面もあります。被支援者から求められる事をやらない方が良いことや、求められる事の原因を突き止めてもっと根本的な部分で支援を行った方が良い時、あるいは求められている事以上のプラスαをしてあげた方が良い時もあるからです。それを考える時に大切な事は、陳腐化された表現ではありますが、相手の立場に立つ、という原点です。すなはち、それに関わる様々な人々、状況からの視点、ミクロ、マクロの視点をもち複合的に考えて、被支援者にとって何をすることが最も良いのかを考えるということです。非常に聞きなれた当たり前な話ではありますが、私はついつい一生懸命になるばかり周りが見えなくなってしまった失敗談があるので、やはりこれが大切だと思い書き留めておきます。
このように、自らの経験を活かせるところは活かし新しく学ぶところは学びながら、ゼミの活動も含めこれからの活動に関わっていきたいと思っています。
(Show)
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