久しぶりに投稿します、sweetfishです。
11月いっぱいまでいろいろと詰め込んでいたので、
すっかりブログには手をつけていませんでした。
管理してくださっているO村さんにも、申し訳なく思っていました。いやホントに。
でも結局は、人間自分が一番かわいいんですな。
やっとトンネルの出口が見えてきたので、
(たまに)文化政策とからめつつ、最近アツい選挙について書こうと思います。
恥ずかしながら、私は今まで選挙というものに全く興味を持ってきませんでした。
住民票は地元にあるし、別に不満があるわけでもないし・・・。
というのがこれまでの精神状態でした。
ではなぜ、今回の衆議院選挙、都知事選に興味を持ったのか。
原発の是非?防災?それとも道州制・・・?
そんなかっこいい(?)ことでは全然なく、
さすがにこのままなんにも知らないまま社会に出るのはマズイ!と思い始めたのと、
身近に「将来は○○市の市長になる!」という野望を抱いている人がいるからです。
そこにダブル選挙という「お祭り」のタイミングが重なり、
やっと少しづつ情報を集め始めた訳です。
まだまだ選挙初心者ですが、
ハッキリ言って、面白い!!
とてもfunnyだし、interestingだと思います。
どれだけ自分に票を入れてもらうか。
そのためには、いかに短期間で有権者に自分の存在をアピールし、気に入られるか。
そこが勝負。
公約や党首討論会やなんかをみても、
ものっすごい簡略化された争点の是非を主張しているけど、
それを実行するにはどんな障害があるのか。
それを解決する見通しはあるのか。
実行した場合、どんな影響がでるのか。
そういうことを、あんまり教えてくれない。
でも、街頭演説やらビラ配りやらポスター貼りは、一生懸命する。
これまで深く考えたことはなかったけど、
なぜこういうことが行われているのか?
なぜこの人たちは、こういう主張をするのか?
知れば知るほど、人間心理と複雑な権力関係が織り成す「お祭り」なんだなあと思います。
(公職選挙法の「選挙活動」のあり方にも問題があるみたいですが。)
社会の仕組みやお金の流れを知るきっかけにもなるし。
ここで、ふと私は感じました。
これって、実は文化政策の実情と似ているんじゃないかと。
なぜ、選挙は宣伝合戦みたいになっているのか?
それは、有権者(特に若年層)がそれほど関心を抱いていないから。
(あるいは、関心の抱き方が何かオカシイ。)
なぜ、関心を抱いていないのか?
それは、政治に触れる機会がなく、自分とは関係ない世界だ、と考えているから。
(最近都知事選のCMで、某大人気アイドルグループを起用してますが、そういうことじゃなくない?って思います)
なぜ、自分とは関係ない世界だと思うのか?
学校教育でも、実社会でも、自分で政治を知って、考えて、議論する場がないから。
(最近テレビで、アメリカに住んでいる日本人タレントが、2、3歳の息子が幼稚園で先生から「オバマとロムニー、どっち応援する?」という質問をされた、と語っていました)
選挙がこういう状態なのは、
有権者が政治や選挙を知らなくても済んでしまうためなんじゃないかと思います。
文化もそうなのではないでしょうか。
知らなくても生きていけるし、知る機会もほとんどない。
知らないから、その面白さや大切さに気づかない。
でも、ふとしたきっかけで少しでも知ると、
興味や関心が湧きます。
でも、だいたいきっかけなんて大仰な大義名分じゃなくて、
身近な人に誘われたとか、たまたま目に入ったとか、
それか自分の利害にかなり大きく影響するとか、
そんなもんじゃないかと思います。
(文化や選挙を軽視しているわけでは全くないです。)
文化も選挙も、「こんなに大事なことなんだ!だからお前らちゃんと参加しろ!」
っていう訴求ではなく、
ちょっと1歩あゆみ寄って、知ってもらったり、考えてもらう場がやっぱり必要なんだな
と思います。
最近、インターネットによる選挙運動の実現を求める
One Voice Campaign http://onevoice-campaign.jp/
というのもあるみたいです。
あと、津田大介さんの『ウェブで政治を動かす!』も読んでみたいですね。
・・・うわー長々と書いてしまいました。
やっぱり、私は現場の活動というより、
その仕組みとか、構造に面白さを感じるヤツみたいです。
(sweetfish)
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