ニュースでも大統領の来館や中の様子を興奮気味に伝えています。
セレモニーに先駆けて3日はプレスプレビューがあり、ウェブ上で続々と様子が紹介されていました。
http://www.lavoixdunord.fr/culture-loisirs/louvre-lens
一般オープンは12日ですが、それまで何をしているかというと、地元の人達を優先的に受け入れています。無料で解説してくれるメディエーターが所々に控え、また今週末には夜間もノンストップで開館するそうです。
その他の分館プロジェクト等と同様に、これらの作品はランスの常設コレクションではなく、パリのルーブルからの貸し出しという形式になります。
ランス分館の開館は、ルーブル・アブダビの試金石としても注目されており、15日には本家パリのルーブルにて新たな分館の誕生に際してわきあがりつつある議論を取り上げたシンポジウムが早速開催される予定です。
ベルギーとの国境を接し、第一次世界大戦では主戦場の一つともなり、今日ではヨーロッパの交差点とも呼ばれるランスは、鉱山の閉鎖に伴うその高い失業率が問題になっていました。
「第二のグッゲンハイム・ビルバオ」の実現だけでなく、ユネスコ世界遺産への登録も狙ったこの分館設置は、ランス市が多額の資金を投入した一大都市開発事業でもあります。
今後の動向が注目されます。
東京もめっきり寒くなった様ですが、皆様もお身体にはくれぐれもお気をつけ下さい。
(M.O)
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