去る夏のゼミ合宿は、台湾(その中でも台北)だった。
とても暑かった思い出が、ほぼ一か月過ぎているいまだにも肌が覚えている。
初訪問の台北で私が感じたのは、暑い思い出以外に韓流ブーム。
食堂や喫茶店、街中で、自然に流れてくるのが韓国のアイドルの歌、
それから、繁華街に(台湾国立大学前にも)韓国の化粧品が、普通に並んでいた。
日本と同様、台湾でも何年か前から韓国ドラマ、歌、化粧品などの人気により、
韓流ブームになっていると知り合いから言われたことがある。
それを証明でもしているように、街中は韓国のものでいっぱい。
日本は韓国との政治的関係などにより、以前と比べると韓流ブームという雰囲気はかなり減っているが、台湾は相変わらずのような気がした。
この韓流ブームについては、ここ何年間、韓国文化政策学界において非常にホットなテーマでもある。
今までは日本における韓流ブームに関する研究が多く行われていったが、最近は中国、台湾、シンガポールなどのアジア圏を含め、全世界における韓流ブームに関する研究がおこなわれている。
台湾での韓流ブーム場合は、何より韓国ドラマに関する爆発的な人気から、韓国を新しく認識するきっかけとなったと言える。
というのも、韓国と台湾の関係は、1992年の韓・中修交による断交と、2002年アジアンゲーム誘致の競争などにより、韓国に対する否定的な感情が存在していたからである。
これらの韓流ブームは、最初の段階では民間(特にドラマ産業)で動いたものだが、政府の支援が後からついてくることにより、より大きい政策として変換していく流れを持つ。
このような話はまたの機会を通じてブログに書きたいと思う。
今日はその韓流ブームを実際に台北で感じることができたということと、
一つ不思議だったことについて書きながら終わりにする。
それは他ではなく、台北の各標識板にhあ韓国語(ハングル)がまったくなかったことである。
台湾語、英語、日本語の案内はあったが、日本でも最近はどこでも案内されている韓国語がまったくないことに、少し驚いたのである。
(bangulより)
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