昔、ポルトガル人が台湾を見つけた時、
その美しさに「フォルモサ(麗しの島)」と言ったという・・・
そんな真夏の台湾に行ってまいりました。pugrinです。
わたしにとっては28年間生きてて初めての海外旅行、
「出国」と押されたパスポートに緊張しつつ機内に乗り込みました。
松山空港に降り立った瞬間「これが日本以外の国・・・!」とかなり興奮状態でしたが、
市街地へ出ればそこは大都会。
日本統治下にあった影響もあり、
なんだか名古屋や福岡といった都市の延長線上に来た感覚で、
4日間のうちにすっかり慣れ親しんでしまいました。
写真は市街地から少し離れた宝蔵巌国際芸術村。
70年代に、過去軍事施設だった場所を不法占拠して始まった住居群ですが、
今ではアーティストが移り住んで制作・公開をしています。
薄暗いですが、一角にあった東屋的スペースです。
この日はここで住人のおじいちゃんおばあちゃんたちが一緒に煮炊きをしていました。
暑い台湾、野外で扇風機をまわしながらのんべんだらりと過ごしていたのは
そこはかとなくユートピア感。
われわれがマネージャーさんの説明を聞くためにずかずかと上り込んでも
大事な扇風機をこちらに向けてくれたりして、さりげないやさしさに感激しました。
「アーティストがプロジェクトを地方に持って行って、
最初は嫌がられていたがだんだん住民たちも楽しみ始めた」
というのはアーティスト・イン・レジデンスでよく話される美談ですが、
ここのおじいちゃんたちは不法占拠しはじめるくらいのアナーキーぶりなので、
アーティストたちが何やら持ち込んで作るのもむしろ
娯楽として参加したりしていたのかなーと想像してしまいました。
というのも、台湾では若者たちが本当に大活躍していたことにカルチャー・ショックだったのです。
直接話した台湾芸術大学の若者たちにやる気や希望があるのはもちろん、
若者に対する支援(政策としても、日常的な態度としても)
が活発だということを方々でご説明いただき、日本との違いに愕然としました。
特に夜の街なんかキラキラして若者たちはみんな楽しそうで、
バブルってこんなんだったのかな、とぼんやり思いました。
最後に台湾グルメの話。
ちょっとした町の定食屋さんも道端の屋台も台湾大学の学食も、
みーんな、お い し か っ た です!
台湾大学では女学生が食べていた巨大から揚げを見て
「それが食べたい」と伝えると、売り場に連れて行ってくれて、
買うところまで一部始終見届けてくれたり。
定食屋も「これはなんだ」とか「わからん」と伝えると
できるだけ説明しようとしてくれたり。
味だけじゃなくてそういうコミュニケーションもおなかいっぱいになりました^^
そして一番印象に残ったのは中国貴州料理のこれ。
8時間トリと薬膳だけを煮込んだ、1000年前に諸葛孔明がつくったものの再現料理、
と店主がドヤ顔で説明してくれた名物スープ(本当か?笑)。
トサカまでばっちり残って安らかにお眠りになっていらっしゃるダシは最高でした。
梅ジュース(酸梅湯)と合わせて漢方の力でゼミ生のテンションはMAXに。
4日間の台湾に、多謝!!!
そして今夜からドイツ、いってきまーーーーす!!
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