私がこのネタで書いてしまっていいものか悩みますが、
とても感動したので、書いちゃいます。
昨日、我らが窯元Nさんの九谷焼の個展を見に行ってきました。
確か私の実家に九谷焼の湯呑みがあったような気がするのですが、
九谷焼というと幽玄、わびさび、といった渋いイメージでした。
しかし、中村元風さんの作品は、鮮やかな色彩のものが多かったです。
そうした色を出すのは独自の技法によるものだそうです。
詳しくありませんが釉薬というのでしょうか、その付け方にしても、
少し盛り上がるように焼き上げるのはかなり高度な技術だそうです。
もうひとつ印象的だったのは、洋物の作品が多かったことです。
今回個展に来ていたうち、湯呑みよりも圧倒的にカップが多かった。
デミタスコーヒーカップというのもあったし、面白かったのは、
大きめの容器でお抹茶を点てて、ティーカップに注ぎいれるというもの。
お抹茶をティーカップで飲むなんて!新鮮すぎて衝撃でした。
伝統的なお茶の楽しみ方が、変わってきているのですね。
この一式をお客様へのおもてなしに使っている料亭もあるとか。
海外進出にも注力されているようです。
たくさん説明していただいたのでその都度感動していたのですが、
特に印象的だったことにしぼって書かせていただきました。
伝統は大切にしつつも新しい挑戦に躊躇しない姿勢に感銘を受けました。
欲しいー!なんて思いましたが、ちょっと手の届くお値段ではありませんでした(笑)
それだけが残念です。また出直します。
個展に行った後同じく伊勢丹のカフェでお茶をしてみますと、
エスプレッソもアイスコーヒーも湯呑みに注がれて出てきました。
紅茶を頼むと、南部鉄器みたいな急須で出されるようです。
さっきの個展の逆バージョンだなと面白く感じました。
今月24日まで伊勢丹新宿店本館5階で開催中です。
是非皆様もいらしてみてください。
(risaia)
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