はじめまして、M1のMKです。昨年の須坂ゼミに引き続いて、これから小林ゼミにお世話になります。
さて、先日(4/4)にNHKの首都圏ネットワークで放映された「わが町の大逆転」について思うところがあったので、はじめての投稿とすることにしました。
これは、各地のNHKアナウンサーがゲストのように招待されて、地元を発展させる取り組みをしている場所をVTRで発表するものです。
https://www.nhk.or.jp/tokuho/archives/2013_10-2014_03.html
この中で、対照的だと思った小美玉市(茨城県)と笛吹市(山梨県)について取り上げたいと思います。
勿論「大逆転」と打っている通り、この番組に取り上げられている都市の共通点は、住民が「私の市には魅力がない」と捉えているところです。
⚪︎小美玉市
ここでは、今まで使われていなかったホールの活用としてスター成り切り歌謡ショーを行っています。全て市民手作りのショーですが、本番四ヶ月前に厳しいオーディションを行い出演者には歌唱指導を受けることと、30人以上の専属応援団を連れてくることが必須の条件だということです。他にも市民ミュージカル(二日間1600席分が満席!)、ミステリーじかけの合コンもホールで行われているようでした。
これらは市民が話し合いをし、企画、コンペを行っているそうです。この取り組みのお陰で、「見る側から参加する側へ」と住民の意識が変化したと述べられていました。
⚪︎笛吹市
山梨県が富士山の存在で観光客が多く訪れる場所であるということは、皆さんご存知だと思います。しかし、近年まで意外にも外国人観光客の宿泊率が最下位だったのです。(とい
うのも、広島や京都、東京に泊まる人が多いから)
そこで、笛吹市はインドネシアからの観光客を呼び寄せようとしています。インドネシアには2億を超す人口と急速な経済発展があり、インドネシアにはないもの(例えば桃)が沢山あるからだそうです。インドネシアのベッカムと呼ばれる人やインドネシアの人気モデル、人気歌手を呼んで、雪遊び、ほうとうづくり、寺での日本文化体験をしてもらいSNSで
発信してもらったところ大きな反響があったそうです。
インドネシア人観光客が宿泊地をして選ぶ県5位に入ったとか。宿泊先には礼拝用の部屋やハラルでの和食…と、インドネシア人の舌に合うような調味料も用意しているということでした。
以上の二つを見ると、前者は地元の力を活用し後者は観光客の力を活性化につなげようとしています。 去年須坂ゼミで「ホールでのオペラワークショップ」を提案した私にとっては前者に共鳴することがあり素晴らしいことをやっているな、と思ったのですが、後者の取り組みがこれからどうなっていくのかは…少し気になりました。インタビューやデータ
がなかったので分かりませんが、地元の人はやっぱり「魅力ない笛吹市」という意識を変えられないままなのでは…とも思います。正直、後者の方が楽に考えられそうでイベントのようになるかもしれないという印象を持ちました。(すみません)
これから関わって行く都市だけでなく、私の「わが町」ではどちらのかたちが相応しいのかということも、このゼミの中で考えていきたいと思っています。
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