先日、新宿高島屋で開催された「円谷英二 特撮の軌跡展」に行ってきました、pugrinです。
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/tsuburaya.html
会期中最後の土曜の昼過ぎという、
最も混雑しそうな時間帯を目がけて行ったにもかかわらず
まったくのスムーズな観覧状況。
ストレス無くジオラマや怪獣を堪能できました。
という話ではないのです。
私はこの展覧会で、デパートの催事場とはいえ、
ウルトラマンと特撮のワクワク感に魅せられた
かつての少年たちがわんさと集う様が見たかった。
全体の人数を把握しているわけではありませんが、
スタンプラリーや物販スペースの充実、展示内容から見て
購買意欲以外が刺激されている感じはあまりしませんでした…。
つまりデパートの集客にウルトラマンが利用され、かつ
内容もその域を出るものではなかった
というのが印象です。
祖師谷ウルトラマン商店街ではタロウ街頭がライトアップされ、
最新作の劇場版公開に合わせてマクドナルドでも
おもちゃ付きハッピーセットが販売されるなど
円谷プロダクションの版権管理担当が嬉しい悲鳴を上げるようなこの春だからこそ
こうした生のイベントにも注目が集まるものと考えていましたが、
必ずしも大きな効果が得られるわけではないようです。
ただ、この展覧会で分かったこともあります。(ある種当然のことかもしれませんが…)
・子供たちにとって怪獣・ウルトラマンは古いものではなく、
1970年代の放映当時と同様に興味をそそる存在であるということ。
・円谷英二の特撮への姿勢は、「自分で考えみんなでやる」という
クリエイティブの基本に忠実なものであったということ。
この二点は修士論文を書く上でポイントになるのではないかと思います。
自分で意識しているせいか、最近特撮やウルトラマンに関する話題が
多く飛び交っている気がしています。
基礎調査や先行研究をきちんと踏まえ、早くフィールドワークに行かねば
と気持ちがはやるこの頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿