2014年4月23日水曜日

特別展「栄西と建仁寺」展に行ってきました

はじめまして、M1のNobukaと申します。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

 この4月に入学して、なにもかも新しいことづくしで
まだ教室に向かうにも迷っている日々です。
ブログ投稿も慣れないことばかりですが、お気づきの点があればご指摘ください。

先日大学院の入学式に出席してきました。
「大学院の入学式はそんなにたくさん人がいないのでは・・・」と思っていたら
予想以上に多くの新入生が出席していて驚きました。
そんな私も親まで出席の一大行事に。
せっかく東京まで出てきたのだからなにか観光でも、ということで
東京国立博物館で開催している特別展「栄西と建仁寺」展に行ってきました。

 栄西(この展示では「ようさい」と読んでいました)は
1141年生まれで、日本に禅宗(臨済宗)を広め、京都最古の禅寺「建仁寺」を開創。
また宋から茶種を持ち帰り栽培し、日本発の茶の専門書『喫茶養生記』を著し、
日本の茶租としても尊崇されている人物です。
参考URL:http://yosai2014.jp/highlight.html

 もともとミーハーに“風神雷神”に興味があって行ったのですが
私にとっては開山栄西の生誕を祝し、建仁寺で毎年4月20日に行われる「四頭茶会」の再現空間とお茶に関わる展示が一番印象に残りました。
もともと高校時代には(なんちゃって)茶道部員だったこともあり
再現空間だけではなく、お茶会の様子も放映されていて、とてもわかりやすく、すんなりと入ってきました。
「久しぶりに抹茶が飲みたいな」と思いつつ、本来の目的である“風神雷神”に向けて見学を進めます。

・・・これがなかなか現れません。
 
第一展示室が終わって、第二展示室を進んで・・・、最後にやっと登場。
そのほかで満足度が上がってしまい(あとはすっかり疲れてしまし)、いざ作品を目の前にして思うことは
「ああ、一枚の屏風じゃなかったのか」。
いままでずっとチラシや駅の吊広告でばかり見ていたのですっかり一枚に収まっているのだと思っていました。せっかく本物を目の前にしてその感想というのも少し寂しい気もしますが、今回は栄西がお茶の元祖だと知ることができたことが収穫でした。
   
グッズ売り場やパンフレットではこども向けなのか、最近のゆるキャラブーム旋風の影響か、
ようさいさん」なる、すこしシュールでかわいいおじいさんキャラが作られていました。興味のある方はグッズもぜひ。

気付いた点としては
東京国立博物館の平成館は建物の構造のせいか
2階での企画展を見学するルートでは左右の2部屋に分かれていて、一度は一般スペースの廊下に出る仕組みになっています。
その廊下ゾーンでグッズ販売スペースがあるという、なかなか唐突な設定なっています。
個人的には、やっぱりグッズショップは全部見終わってからがいいなと思うのですが
建物構造上、仕方がないものなのでしょう。
博物館・美術館を展示スペースとして考えたときに、建物の構造がマッチしないことは多々あるように感じます。ただ、それによって企画の流れが寸断されたり、変わってしまうのは残念です。
私は単純な考え方のせいか、企画展を見ているときはなるべくその企画の世界に浸って、できれば外の世界から離れたいと思います。建物の特性を生かしながら展示のルーティングを作る難しさを感じます。むしろこのスペースで「ようさいさん」アニメを作って放映したら、お子さま層にヒットするのでは、なんてことも考えました。グッズ購入までは至りませんでしたが、「ようさいさん」は意外と気に入っています(笑)。

 これからも時間があればいろいろな展示に行きたいなと思います。
おススメの展示があれば、ぜひ教えていただければ幸いです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。                      (Nobuka)

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