2013年1月31日木曜日

鍋で天下をとるっ

「第9回ニッポン全国鍋合戦」が1月27日に和光市で開かれ、石川県の「能登鍋」が優勝しました。日本一の鍋おめでとう!ということで、北國新聞にも載りました。能登豚を中心とした鍋らしいです(写真が見たいけどなかった…)。

「合戦」では、全国各地の名物鍋料理、創作鍋料理、和光市内在住の地方出身者による郷土鍋など、約40チームによる鍋バトルが行われます。出店鍋料理を食べた来場者の投票結果により優勝(「鍋奉行」)が決定します。2回鍋奉行になったら、殿堂入りということで以後の優勝はナシです。

ちなみに歴代の鍋奉行はこちら。
・牛肉のワイン煮鍋/食文化研究会(埼玉県和光市)
・こしがや鴨ネギ/越谷市商工会(埼玉県越谷市)
・本場黒豚肉入りだんご汁/和光鹿児島の会(埼玉県和光市)
・こしがや鴨ネギ鍋/越谷市商工会(埼玉県越谷市)
・本場黒豚肉入りだんご汁/和光鹿児島の会(埼玉県和光市)
・龍馬が愛した土佐の味シャモ鍋/土佐南国ごめん軍鶏研究会(高知県南国市)
・煮ぼうとう/武州煮ぼうとう研究会(埼玉県深谷市)
・山形牛すじ煮/尾花沢鍋愛好会(山形県尾花沢市)

だんだんローカル化していってるんですね、っていうか、お腹空くなこのリスト。
回を重ねるにつれて多くの団体が参加するようになってきたのでしょう。首都圏在住で、(出身)地方のことを考えて行動する人々がこのようなかたちで出てくるのも面白いですね。

さて、能登鍋を出品?したのは、「鍋プロ部」。能登鍋のPRをして食産業と観光交流を活性化するのが目的の団体です。
「鍋プロ部の活動はあくまで地域づくり。能登鍋を通じて能登の人々、能登を訪れる人々がそれぞれの立場で能登に触れ、能登を愛するようになることで、健康で心の安らぎと活気のある能登を次の世代に継承していくことを目指しています。」とも言っています。
総会が開かれたり、地元での鍋コンテストも開かれ、観光パンフレットもきれいな冊子がつくられているので、気合入ってます。
正体ははっきりとはつかめないものの、おそらく能登の飲食店が加盟して、よりよい能登鍋をつくろうと日々切磋琢磨している団体なのではないでしょうか。

ただ、地元民からすると「能登鍋」っていう名前は正直ピンとこないなぁ。能登より小さい範囲の「地元」意識で生きているので(例:地元は七尾!)。でも、東京で能登鍋が食べられる店もあるようだし、うまくやっていけば外からの注目は浴びると思います。

でもでも、おいしそうなので、一度ウェブのぞいてみてくださいな。能登にも色々な食材があるんやなぁ、と、再認識しました。

「まいげん能登鍋ウェブ」http://notonabe.com/
※「まいげん」=方言で「おいしいよ」。
 例文:あの店のアイスめっちゃまいげんてー!食べてみんけ?

(竹)

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