2013年が始まりましたね。帰省中@竹です。毎日雪か雨でございます。
『北國新聞』という地方新聞があります。
石川県は、北陸新幹線開業に向けて、新幹線やそれに関連する観光についての記事が連日載っています。そんな『北國新聞』、今日はそこからの記事を。
「「金澤町家」ブランド化」
金沢市は、「金澤町家」のブランド化のために、学識者や建築家などによる保全活用を推進する会議を設置するそうです。3月に提出される、金澤町家条例案の骨子にこの会議が盛り込まれるそう。秋までに、市としての基本方針を策定するということです。
金沢では今までも、伝統的建造物修復事業、まちなか住宅リフレッシュ支援事業、金澤町家バンク事業、金澤町家継承・利用活性化基本計画策定など、色々な事業を実行してきていますが、「市独自の支援策に法的根拠を与え、市民や行政の役割を定める全国初の条例」(記事より)に向けて、いよいよ全国的に金沢が動き出したのね、という状況です。
面白いと思ったのは、この推進の目的。首都圏から2時間半の距離となることを活かして、著作家や芸術家、企業家、「著名人らの半定住促進」につなげるということです。
定住人口の問題は、ゼミでも色々見てきましたが。人口にあまり困っていない自治体で、こういう方向で自治体に人を入れていくことを考えたのか!という事例を知ることができて面白かったです。まぁ、「著名人」たちはお忍びで住むのかもしれませんが、早かれ遅かれ彼らの半定住は、金沢の魅力として人々に知られるようになるでしょう。
ある自治体で、出身の人物や「ゆかりの人物」がクローズアップされることはよくあることです。が、そういった過去に生きた人だけでなく、今生きている人にまちをアピールして、住んでもらって、さらに他の人にもアピールするような「自治体の魅力」にしていくというのが、非常にライヴな感じがして面白いと思いました。いま住んでいる人が魅力的、というのも、立派なまちの魅力ですよね。
地元から、地元ニュースでした。
参考:『北國新聞』、2013年1月3日
(竹)
P.S.
M.Hさん、金沢訪問嬉しいっすー!
日によっては私も同じ金沢で歩いていたかもしれません(笑)。
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