2013年2月27日水曜日

欧州文化首都と東アジア文化都市

春休み、まだまだある!なんてたかをくくっていたら、あっという間に3月が目の前で焦っていますsweetfishです。

今回の投稿は、yknさんがマルセイユの欧州文化首都について話してくださっていたので、
それに関連して。
ここのところ、アルバイトでずっと欧州文化首都に関して調べており、学生のうちに本物を見たい!と思っていたので、羨ましいです。
ちなみに、2013年のもう一つの欧州文化首都は、スロバキアのコシツェです。

日本では、欧州文化首都はあまり知られていませんが(旅行代理店のパンフレットでは、ほとんど紹介されていません)、30年以上も続けられている本事業はヨーロッパではかなりのブランド価値が認められているようで、年々応募都市が増えているそうです。

そして今、日中韓では「東アジア文化都市」が始まろうとしています。
すでに、文化庁では2014年度の開催都市の募集が始まりました。
http://www.bunka.go.jp/kokusaibunka/east_asia_bosyu/index.html


東アジア文化都市は、欧州文化首都と同じく、1年間を通じて催しが行われます。
こちらも、何年かしてノウハウが蓄積されたら、ぜひ中小規模の都市でも開催してほしいですね。
日本中だけではなく、アジア各国からも注目される機会なんてほとんどありませんから。
一過性のイベントに終わらせないためには、地域のたゆまぬ努力と楽しむ為の工夫が必要ですが、それを行ってこそ地域がかわると思います。
また、地域だけでなく、国や県からのサポートのあり方も問われますね。

どこが選定されるにせよ、楽しみです。


(sweetfish)

1 件のコメント:

  1. 便乗して東南アジアネタも・・・2008年からASEAN文化都市(ASEAN City of Culture)というものも構想されていてシンガポールが第一号に指名されました(2012-13年度)。ASEANアイデンティティの確立と国際的な知名度アップを目指し、加盟10カ国から選ばれた1都市が2年間"文化都市"となる仕組みのようですが、とある展示の助成団体一覧に目を凝らしていて初めて気づきました(言われてみれば今年のシンガの展覧会は東南アジアをテーマにしたものが多いような気がしますが)。市内に目立つロゴも無く、事業のサイトも寂しい感じで、本場の文化首都と比べるととても地味です(http://www.asean-coci.gov.sg/culture_city.html)。一般市民がこうした仕組み自体を意識することは少ないかも知れませんが、国同士の関係がギクシャクしている昨今、芸術家や研究者の交流が増えるのは大切なことですね(齋)

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