今回の合宿では、地元大野市を客観的に、そして他のまちと相対的に見ることが出来た、非常に得がたい機会でした。
大野での滞在はオプションということで、ごく一部しかご案内できませんでしたが(押しが弱くてすみません)、大野の地酒四種(源平・一乃谷・花垣・真名鶴)や美味しい水、城下町とその歴史等、知っていただけて満足しています。
あと、ホルモンも大野ではなぜか有名で、地元ではとんちゃんと呼ばれ、とんちゃん祭りという全国のホルモン店のフードバトルも8月4,5日に盛大に開催されました。
お隣の石川県に関してだけでなく、福井県内の活動に関しても、河和田アートキャンプや金津創作の森など、実は知らない事だらけでした。
特に河和田アートキャンプは、その活動のきっかけともなった福井豪雨を自分自身も間近で体験しましたが、その経験と「アート」を結びつけるなんて当時高校生の私には思いつくわけも無く、でも8年も経って東大大学院のゼミ合宿という形で繋がることになるなんて、自分の歩んできた道の奇妙さ(笑)に感慨深くもありました。
正直福井県内でアートや芸術に触れる機会なんてほとんどない、と思い込んでいましたが、福井にも確かに人が住んでいて、暮らしを楽しむ努力や工夫を行っている人達がいて、そういう人達のことについてアンテナを張らずに独りよがりで考えていても、どうしようもないなということを痛感しました。
文化政策の分野では、しばしば「先進例」的に取り上げられることの多い金沢の文化政策に深く関わってきていらっしゃる方や、「やっぱり「人」なんです」としみじみ語っていらした一本杉通りの方のお話からは学ぶものがとても多く、だからと言って大野がだめだというわけではなくて、いろんな人がいるから人生楽しいように、色んなまちがあるから日本は面白い、と思いました。決して楽観視はできないかもしれないけど、田舎であっても、自分の信念を持って、大なり小なり何かをやり遂げた人、あるいはやり遂げようとしている人がいる。そういう人達がいるかぎり、田舎は終わらない、と勇気をもらいました。
これから働き出しても、人見知りに打ち勝ってじわじわと色んなネットワークを広げていって(昨年度と今年、まさかの全く違う土地でお名前をお聞きしたあの方のように)、熱い思いをもった地域の方の支援をしていけるような人材に成長したいし、いずれは大野のためになるような仕事に関われたら、と志を改めて確認した夏でした。
ではここで、再び文字を大にして宣伝です。
大野の特産品(地酒含む!)が板橋区大山町にあるとれたて村
http://www.haro.or.jp/toretate.php
というアンテナショップや
ふくい南青山291http://fukui.291ma.jp/shop/
にて絶賛販売中です!!
とれたて村は東武東上線大山駅直結のハッピーロード商店街の中にあり、291は青山のオサレな街中にひっそりたたずんでいます。
これはいくしかない!!
(sweetfish)
0 件のコメント:
コメントを投稿