2012年5月30日水曜日

第30 回 ドイツ観光局交通広告キャンペーン Germany Heart of Europe 首都圏および京阪神にて実施中 2012 年5 月15 日~6 月1 日


折しも2010年の日独交流150周年記念、そして2011年のFIFA女子サッカートーナメントの興奮がまだ記憶に新しい中、先日東横線に乗車した所、第30回ドイツ観光局交通広告キャンペーンGermany Heart of Europeの広告が一面に掲載された車両に出くわしました。
フランス政府観光局が打ち出している電車車両内キャンペーンには何度か遭遇した事がありましたが、ドイツの物は私は初めてでした。
注目すると、「ビールとソーセージ」の代わりに「ワイン」がプッシュされていたり、古城等の美しい景観も出ており、「観光の国ドイツ」を猛烈アピールしている様です。
このキャンペーンについて調べてみると、ドイツ観光局(German National Tourist Office: GNTO)は、1994年11月以来在日ドイツ企業との大型コラボレーションとして、首都圏および京阪神にてドイツ ADトレインによるキャンペーンを実施、2012年5月に実施中の本キャンペーンは、30回目として、ヨーロッパ文化や消費財への関心の特に高い地域といわれる東急東横線、東急田園都市線、JR西日本の京阪神を結ぶ新快速をキャンペーン路線としているそうです。
東急東横線は、横浜と渋谷を繋ぐ路線なので、比較的文化関連広告事業のターゲットになりやすいのかなと思います。
これら観光関連のキャンペーンを行っているGNTOは、フランクフルト・アム・マインに本部を置く国営のドイツ観光振興機関で、経済技術省 (BMWi) の委託により観光の国ドイツを代表しており、ドイツ連邦議会の決議に基づき経済技術省から助成されています。 現在、世界各地 30 ヶ所に代表事務所があるそうです。蛇足ですが、英語のページに飛ぶと突然名称がGermany National Tourist Board(日本語では同じ「ドイツ観光局」)になっているのが少し気になりました。
(これは普通の事なのでしょうか?英語があまり得意ではないので御教授頂ければと思います。)
さて、ヨーロッパ旅行先と言えば日本人にとってはフランスとイタリアが真っ先に挙がるかと思いますが、GNTBの出しているレポート(2010年版)によると、現在ドイツは欧州連合内からの旅行者数が1位スペインに次いで2位との事でした。GNTBは今後BRICS、あるいは中国やインドからの旅行者の獲得を目標にしているようです。
ドイツ観光局 http://www.germany.travel/jp/index.html(2012年5月30日アクセス)
最後に、今年2012年のドイツの観光重点テーマは、以下の通りです。
・ライプツィヒ・聖トーマス教会少年合唱団創立800周年
・5年に一度の大型現代美術展dOCUMENTA(13)
・プロイセン王・フリードリッヒ大王生誕 300年
私は、個人的に二つ目のdOCUMENTA(13)に非常に興味があり、是非ドイツに行ってみたいなあと思いました。
dOCUMENTA(13) http://d13.documenta.de/de/(2012年5月30日アクセス)

(M.O)

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