2月22日「大町冬期芸術大学第1期生成果発表パフォーマンス」を終えて、数日が経ちました。
むしろ、数日しか経っていないことが驚きです。
当日どれほど熱気がこもり、大盛況だったかは
以前のAIさん・RAEさんのブログを読んでいただければと思います。
地元アーティストと市民による公民館の装飾
地場野菜を使った手料理
プロ指導による市民の手作りの衣装
プロ演出による市民によるコンテンポラリーダンス
文字のうえだけだと、いわゆる「アートプロジェクト」と変わらなく見えます。
一定の専門家の力や名前を背景にしたものであって、一定の成功が約束されていて当然のように見えます。
それは今や、あぶくのように消費されてしまうブームの一つかも知れなくて、
そのような「地域おこし」にも「芸術振興」にも批判的な視線を投げかけられるかもしれません。
そういった鋭い指摘やコメントがなされることは重要なことなのだろう、とは理解しています。
でも
雨の日も雪の日も遅い時間も準備に通い詰めたひとたちを知っています。
誰かから断られても叱られてもめげなかったひとたちを知っています。
まったくやったことのないことに初めて踏み切ったひとや
他の大事な予定をパスしてこの日に賭けたひとや
どうすればいいかわからなくてもとにかく取り組んだ人を知っています。
「こうしよう」というストーリーがぼんやりとあったとしても結局実現するのは生きている人間です。
わたしたち小林ゼミ生はプロジェクトを通して、そんな人たちを見つめ続けることができました。
少しでも、役に立ちたくて、這いつくばったり走ったり闘ったり喚いたりしました。
どんなことでもいいから「やった人」でなければ分からない、言えないことがあると思います。
そして「やりつづけるため」の仕組みをつくる準備とともに、大町市は脱皮し始めています。
2月22日、大町市は確実に「やった」。どんな誰にもそれは覆せない事実です。
(pugrin)
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