2014年8月27日水曜日

ようやく台湾→東京

合宿では大変お世話になりました。harukoです。今日、みなさんより長い台湾滞在を終え帰国しました。台湾の盛夏の暑さと、energeticさのの両方の洗礼を受けることができました。

台湾では、東大・台大合同のサマープログラムに参加しており、台湾と中国、台湾と日本、東アジアの中での台湾の置かれた位置についての講義を受けたりフィールドワーク(台湾の政党、企業や協会に対する、参加者全員でのインタビュー)に参加したりしました。
どうしても台湾でのレクチャーは、政治の問題についての話題が自然と多くなりましたが、経済・社会についても受けることができました。どの講義も発見の多いものでしたので、少し書きたいと思います。

特 に、ひまわり学生運動の代表の方や、参加している法学者の先生のお話もきくことができたことは大変貴重な機会でした。この運動を、日本の中からみると、台 湾の学生はなんと「政治」に関心があるんだろう、民主主義的な運動が起きるなんて、日本ではどうして起きないのか?というふうな論調が多かったと思いま す。
それに対して台湾の中の視点からみると、まず目に入るのが中国との関係です。そのため、運動の報道のされ方も全く異なっていて、世界のマスメ ディアは運動を積極的に評価する傾向にある一方、台湾メディアの争点はあくまでも経済協定であり、中国との関係の強化を指示し、運動の民主主義的な意味にはふれていません。

プログラムは、これで終わりではなく明日から、場所を東京に移し、ボリュームダウンしての1週間の、引き続きレクチャー受講&フィールドワーク&グループ課題研究を行います。

さ て最後にあまり、「文化」の話題が出せなかったので、台湾でみた劇場の話を。台湾の滞在中に演劇事業についても知りたいと思い、いくつかの劇場に連れて 行ってもらいました。(実は、プログラムが、相当にハードなスケジュールだったため自由行動は殆どできず、観劇まではかないませんでした…)

中正記念堂の近くにある劇場。



小劇場には、多くの若者が。

こ のような劇場には誰が行くのだろうと思って、台湾大の人にもきいてみましたが、文化を楽しむには、「自分たちには時間も、鑑賞能力(taste)もないのだ」と言っていまし た。また、台湾の過去は、侵略の歴史であり、時代によって何が「文化」であるか異なり、台湾の文化かわからないという発言も。台湾の「文化」は、今まさに形成されている最中であり、政治の問題にのぼっていく途上なのかなと感じました。

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