2014年3月7日金曜日

二つとない高山村

3月前半も春休みではありません、pugrinです。

1日、2日と長野県高山村「第二回まり先生の一言セミナー」に行ってまいりました。


今回は、「文化施設での過ごし方の広がり」を大きなテーマとし、
事例発表と参加者・学生のワークショップを行いました。

発表した事例は以下の3つです。

・いわき芸術文化交流館アリオス
∟専門スタッフによる活発な事業を通して、
 市民全員が文化施設と関われるよう取り組みを行っている例

・北上市文化交流センターさくらホール
∟建設構想段階から市民を巻き込み、建物自体を
 市民が交流できるように設計している例

・ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス
∟生涯学習支援・市民活動支援・青少年活動支援・図書館の
 4つの機能を一つの施設に持たせることで、
 市民にとり自由な時間や空間、使い方を提供している例

そして、ワークショップのテーマは
「自分だったら文化施設で何をしたいか、
身近な他者には文化施設で何をさせ(てあげ)たいか」

前回(2013年8月)は参加者の皆さんのご意見をうかがう時間が少なかったことから、
50分間、KJ法(思いつくまま附箋に書き出したアイディアを
似た者同士近くに貼って分類していく方法)を用いて進めました。


発表で大事なポイントとしたかったことは、
「文化施設は自分が本を読み、公演を見聞きし、演奏する場所だけではない」
ということです。
その地域に住む人々の生活と密着しつつ、人々が関係性を築けるようにし、
人生が決まりきった毎日の繰り返しでないことを保証してくれるような場所であるよう、
懸命に努力をしている文化施設がたくさんあります。

また、ワークショップで考えていただきたかったポイントは、
「高山村の誰かと、高山村で一緒に楽しむには何が必要なのか?」ということでした。

そうした事柄を決めていくのは高山村の方々自身なので、
ワークショップの間、~でないとダメだ、よりも、~っていいな、
という言葉が段々出てきたのは、非常に良かったなと思います。

今回はセミナーの前に、本多さんのお宅(徳正寺)にてご住職から
高山村が江戸時代には山奥の秘境などではなく
交通の要地であったというお話を伺いました。


高山村に訪問すると、
扇状地ならではの、須坂とは異なる地形を体で感じるとともに、
そこに住まう人々の誇り高い暮らしが今も息づいていることを実感します。

セミナー後にいただいたおつけものと
「やしょうま」(写真のスイカ・レンコン・丸型の焼いた粉モン)は
もっちもちで、砂糖じょうゆのたれと絡んで最高でした!!


次回はさらに高山村の方々の本音を引き出せるような機会を作れたら嬉しいです。

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