あまりマトモに外出しない日々が続いていますが、先日、あるコミュニティについていって訪問したミュージアムが面白かったので、紹介します。
表参道にある、「伊勢半本店 紅ミュージアム」です。江戸時代に創業する紅屋(口紅ですね)がもとになっていて、紅の体験、購入ができます。紅って普段は玉虫色で、それが酸化すると真っ赤な色になるんですって。不思議。
で、店舗の中に小さな展示スペースがあって、江戸の装飾に関する展示を行っているということです。私がみた展示は「江戸デザインの”巧・妙”」。型紙やお守り入れ、雨具や千社札などが展示されていて、もうひとつひとつの道具にいちいち素敵なデザインを施す江戸時代のモノの世界を存分に堪能できる展示となっています。
この展示、何がすごいって、展示物の状態がめっちゃくちゃ良いことです。服屋にかかっていたら普通に買ってしまいそうなほど、状態が良く、「これ本当に江戸時代のもの??」と思ってしまうほど。こんなに良い状態でモノが残るんだ!という驚きとともに、江戸時代のモノが丁寧につくられていることが実感できたことによる感心で、とても楽しんで帰ることができました。
こういう、小さくても面白い展示を見つけると嬉しくなりますね。あまり知られていないミュージアムだとは思いますが、根津美術館や岡本太郎記念館あたりから歩ける距離ですので、みなさん足を運んでみては。
(竹)
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