2012年10月21日日曜日

「なんで皆コレ好きなの?」



土曜日は、2つの研究会に出ておりました。どちらも、いま修士論文を書いている分野のもの。楽しかった記念に、研究職に就くというわけでもない(竹)の、修論執筆中のたわごとを、書いてみます。各方面に先に謝っときます、生意気ですみません。

大学院に入ったばかりのとき、ある人から投げかけられた問いを覚えている。「あなたがその研究をしようと思ったきっかけって?どんな個人的経験からきてる?…それを考えてみると良いと思う」。こういう意味の問いだった。
「なぜその研究をしたいのか」とは何回も聞かれてきた。が、それは研究上の意義を問う質問であって、それを自分の人生経験から考えてみよ、という課題は新鮮だった。聞かれたときはうまく答えられなかったように思う。結局、それがいま書いている論文の骨子になっているわけだけど、この問いってとっても必然的なものなんじゃないかな。個性出るもんね、面白い研究って。
私の場合は、自分の研究対象が属するといわれるカテゴリのものって、はっきりいって嫌いな部類に入るものです。「何で皆コレ好きなの?」「それ、何でそうなっちゃうんですか?」って思う。でも、これが「何でか」知りたくなった。ざっくり書くと、これがあの問いの答えなんです。
生物学的に逃れられない問題なので、同族嫌悪的なものも多分あるだろうな。でも本当に見ていて面白いんだ、これが。しばらく経ってから、ここから自分の研究が始まっちゃっていたんだなーと自覚した。そのとき、なんともいえなく、非常にすっきりしたのでした。

と、いうわけで、↑の問いをみなさんも考えてみると面白いかもしれませんよ、という話でした。すっごいヒネクレた、かつ個人的なことを書いてしまった気がするけど、でも、私は自分で研究していて本当に楽しいし、意義のあることとして論文やってるのです。
…「徒然」ってタグ、こういう投稿のときに良いですね。お目汚し失礼しました、おしまいです。

(竹)

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