相変わらずの不眠症risaiaです。
さらに肩も凝ってしまっていけません。
昨年夏、私も同行させていただいた「千人仏プロジェクト」。
6月21日(日)から27日(土)まで都美での展示が行われます。
このプロジェクトは、東日本大震災の被災地のサポートセンターなどをめぐり
近隣に住む方々に集まっていただいて仏の木炭画を描いてもらうというもの。
1000枚の絵をつなげて1つの作品にすることを目指し、現在730枚。
今回の展示では、途中経過ということでうち311枚をお披露目します。
プロジェクトの中心になっているのは、東京で絵画教室を開く画家三杉レンジさん。
大手コンサルの復興支援室とタッグを組み、3年前から被災地に何度も足を運んでいます。
震災の記憶を後世に伝える「ドキュメンタリー絵画」を作り上げることだけでなく、
仏の木炭画を描くことにより安らぎを感じてもらうというセラピー効果や、
近所の人が集まる場をつくることによる孤立の防止も意図されています。
先日のツアーにはNHKの取材が入るなど、徐々に注目されているように思います。
関わらせていただいている者としてとても嬉しいことです。
ただ懸念していることもあって、1000枚集まったらどうなってしまうのだろうということです。
全作品をつないで巨大絵画を完成させ、東京や被災地で展示していくということなのですが、
「心の復興」のお役に立つという側面が一気にフェードアウトしてしまうように思います。
数の目標を設けてしまったこのプロジェクトが今後どこへ向かうのか。
震災という重い記憶を抱えながら、そのことすらアーティストの「作品」であるということ。
アートが社会と関わる難しさをこのプロジェクトも例にもれず背負っています。
素人が行くと逆に足手まといかもしれませんが、展示準備のお手伝いをすることになりました。
ツアーでお世話になったアーティストの方々とは久しぶりにお会いすることになります。
ボランティアは実質ツアー参加でしか関われないという現状は少し残念です。
ともかく、久しぶりの再会を楽しみにしています。
(risaia)
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