2015年7月5日日曜日

五輪文化プログラムに関するシンポジウム

昨日、文化経済学会のシンポジウムに参加してきましたrisaiaです。
「五輪文化プログラムの社会的意義と役割―ロンドン2012の実績と東京2020への展望」
シンポジウム後、大町市を特集したテレビ番組に帰宅が間に合わずショックで、
当日中にブログを書くつもりだったのを放棄しておりました。

アルバイトで近いことをやっていたので文化プログラムには関心を持っていました。
打ち上げ花火で終わらない文化プラグラムの実現は大前提の共通認識になっていますが、
ロンドンの残したレガシーの検証も時期尚早な感があり、そもそも評価の尺度も不明確な中で、
効果的なプログラムを構築していくということは、かなりの困難を伴うだろうと思います。

ロンドンの成功や失敗に学ぶのはまだ難しいとすると、
過去より未来を思考のベースに置いて考えていく必要があると改めて思いました。
ロンドン・キングスカレッジの文化部門ディレクターDeborah Bull氏がおっしゃったように
「どういう変化を起こしたいか」が重要で、丁寧に検討されていくべきだと思います。
起こしたい変化、未来の日本の姿を描き、そこから具体的プログラムが導かれるのがベストではないでしょうか。

抽象的な段階で、私が持てる意見にしてもそう大したことは言えません。
東京藝術大学教授でアーティストの日比野克彦氏がこのようにおっしゃいました。
「いろんなものがあるなかで、多様性の価値を一番許容しているのが芸術。
 それが社会の基盤にあってもいいくらいだと思う。2020がそのきっかけになればいい」
非常に漠然とした話ですが、なんとなくいいなと、少しわくわくしました。

なんだかもやっとします。
でもこれ以上書いても同じことを繰り返すように思うので、
とりあえず潔く、今日はここまでにします。

(risaia)

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