2015年5月28日木曜日

姫路で見つけたもったいない文化施設

先週末ふらっと姫路に家族旅行してきたrisaiaです。

姫路城はこのほど6年にわたった改修工事を終えました。
そういうわけで今ちょっぴりホットな観光地となっています。

勉強してから行こうと、姫路市埋蔵文化財センターも訪れました。
名前の通り、埋蔵文化財を調査研究、展示する施設です。
「姫路城ー保存修理の歩みー」という展示が行われていたのです。

姫路市埋蔵文化財センター外観(姫路市HPより)

そしてこれが、タイトルの文化施設です。

中心地である姫路駅とお隣りの御着駅の間に位置します。
車で訪れましたが、カーナビも若干戸惑い気味の立地。
畑とわずかの住宅のなかに、立派な建物が突如現れました。
地元の人にどう思われているのか、なんとなく考えてしまいます。

そして第2の戸惑いは、がら空きの駐車場。
休館日でもないし、日曜日なのに、まさかのrisaia家貸切状態。
直前に姫路城を通りすがったとき、原宿並みにごった返していました。
その姫路城について展示しているのだからこちらも…と予想していたのです。

展示の内容はというと、足を延ばした価値はありました。
特別展示は小さい1室で行われているのみでしたが、
昭和の大修理(1956~1964年)の写真や工具など面白く見ました。

常設展示は、施設に隣接する宮山古墳などの出土品。
ほかに、講座が開かれる研修室や、広めの研究スペースと思しきものがありました。

しかしとにもかくにも、それなりに面白い展示をやっているのに
滞在中にほかの来館者がひとりも現れなかったことはショックでした。

ツアー旅行のルートに入ってこないのはなんとなく分かります。
しかしさらに、個人旅行者の目にも留まりにくい施設なのだと思います。

というのは、普通に姫路での訪問先を調べているぶんにはなかなかヒットしないのです。
私は姫路市観光情報HPから51件の訪問先を洗い出し、逐一検討していました。
このやり方でなければ、姫路市文化財センターに行き当たらなかったように思います。
さらに、姫路城にちなんだ展示を開催していることも掲載されていませんでした。
施設の存在を知り、個別に検索してみて初めて分かったのです。
若干のアクセスしづらさはありますが、広報の問題が大きく思いました。

貸切状態は快適でしたが、もったいないなと感じた施設でした。

(risaia)

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